2007/07/27

当地の地名(通りの名前)

今日、7月27日は、「戦没者・傷痍者記念日」です。
…が、平日です。

さて、ベトナムは曲がりなりにも社会主義国家です。社会主義国家の通りの名前というと、ソ連の「どこの町でも、一番の大通りは『マルクス大通り』『レーニン大通り』と『革命広場』」という図式が想像されます。

こちらでは、たしかに、そういう威勢の良さそうな通りの名前もあります。(リンクはそれぞれWikipedia)
・Điện Biên Phư (ディエンビエンフー:第一次インドシナ戦争の激戦地)
・Cách Mạng Tháng Tám (8月革命:1945年8月の独立革命)
・Bar Tháng Hai (2月3日:ベトナム労働党(現:共産党)創設記念日)
・Cộng Hóa (共和)

しかし、圧倒的に多いのは、「人名」です。代表的なものをあげると、
・Lê Lối (レ ロイ:後記黎王朝初代皇帝)
・Lê Thánh Tôn (レ タントン:後記黎王朝5代皇帝)
・Nguyễn Huệ (グエン フエ:阮朝成立直前、清の干渉軍を破った)
・Hai Bá Trưng (ハイバチュン:1世紀に中国漢王朝に対して乱をおこし、勝利したTrưng Trắc と Trưng Nhị )
・Pasteur (パスツール:沿道に研究所があることかららしい)
・Lê Duẩn (レ ユアン:ベトナム労働党二代目書記長、ベトナム共産党初代書記長-旧南ベトナム大統領官邸・現「統一会堂」前の大通り)
・Tôn Đức Thắng (トン ドクタン:ベトナム民主共和国[北ベトナム]2代主席、ベトナム社会主義共和国初代主席)

ベトナムの人名は「石を投げればNguyễnに当たる」というぐらいなので、「Nguyễn なんとか」通り がやたらと多いのであります。そのため、「あれ?Nguyễn何通りだっけ??」という事態によく陥ります。
あるとき、暇に任せて、通りの名前の数を調べてみたことがありますが、その結果、
・Lê :31
・Trần :45 (Trần王朝)
・Nguyễn :100以上(数え疲れた…)

…もう、訳がワカリマセン。

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