2007/12/27

何が起きたか

Nguyễn Thị Minh Khai(グエンティミンカイ)通りの建設現場で、ビル建設用のクレーンが倒壊したそうです。

記事はこちら(もち、ベトナム語)
[VN Express]
[Ngườ Lao Động]
[Thanh Nien]
(動画 Windows Media11)
[Thanh Nien 動画ニュース]
から、「.Cần cẩu đổ sập làm 2 công nhân bị thương (27/12/2007)」を選択

いやぁ、えらいこってす。

何が起きた!?

まず、今日人から聞いた話。

・Pasteur(パスター)通りがサイゴン大聖堂の辺りで大渋滞
・避けようとLê Duẩn(レ・ユアン)通りハイバーチュン通りに向かうと、軍が出て封鎖中
(レ・ユアンとハイバーチュンの角がフランス領事館。レ・ユアンは他に英米の領事館もアリ)
・と、いうわけで、にっちもさっちも。

これは何事であるのか?!

で、夜、タクシーで帰宅途中。
Hai Bá Trưng(ハイバーチュン)通りを、レ・ユアンからVõ Văn Tần(ボーバンタン)通りまで、およそ2ブロック閉鎖です。
警察と軍が道路を封鎖しています。投光機とクレーンと…
うわぁ…と思ってみていると、タクシーの運ちゃんが教えてくれました(もち、ゼスチャー)

どうやらビルが倒壊したらしい!
すくなくとも、何かが倒れたことは確かなようです。

また、ハイバーチュンをそこまで閉鎖するということは、Nguyễn Thị Minh Khai(グエンティミンカイ)通りも該当区間閉鎖と。どちらの通りも重要な「大動脈(細いけど)」なので、交通はぐっちゃぐちゃと。

いまだに、「解放サイゴン」紙のページにはそういうニュースはありませんが、一体何が起きたのやら…

2007/12/19

ヘルメット義務化-その後


「解放サイゴン」紙によると、ヘルメット装着率は、何と、オドロキの98%!!

なんだよ、やりゃぁ出来んじゃネェかよ!>ベトナム。
セオム(バイクタクシー)ですら、乗客用ヘルメットを用意して営業しているぐらいですし。

すっげー!と、素直に驚いてしまいました。

2007/12/15

ヘルメット義務化初日

さて、今日からヘルメットが義務化されたわけです。
で、どうなっているかと思い、行きつけのカフェから定点観測してみました。

装着率95%超!

ヘルメットをしていないやつの方が珍しいという結果でした。
で、場所を変えていろんな所で(8月革命通りとか、ベンタン市場前とか)観察してみましたが、やはり同じような装着率!

やりゃぁ出来んじゃネェかよ!

もっとも、夜になったらどうなるか、これは「要調査」なんですがね。

2007/12/14

一体何が起きた?

夕方、1区まで打ち合わせです。Tân Bình(タンビン)区から、タクシーで移動です。

が、途中、Nguyễn Văn Trỗi(グエン ヴァン チョイ)通りが凄まじい渋滞です。
いや、この通りが渋滞するのはいつものことなんですが、これが尋常ではない感じで。
Hoàn Văn Thụ(ホアン ヴァン チュ)との分岐から既に渋滞しています-東京で言うと、「甲州街道、新宿を先頭に環八まで」ぐらいの絶望感です。
さすがに運ちゃんも「マズイ」と思ったのか、なにやら私に断りを入れて(もちろん、一言もワカリマセン)、強引にUターンです。先ほどのHoàn Văn Thụ(ホアン ヴァン チュ)に戻り、さらに先からHai Bà Trưng(ハイ バー チュン)通りを目指すルートです。
若干遠回りですが、渋滞がそれほどひどくないことが多いので、大いにアリなルートです。

で、見ていると、普段Nguyễn Văn Trỗi(グエン ヴァン チョイ)通りを走る4番のバスまで迂回してきてる!これは相当にヒドイらしいです…
で、結果としては、この運ちゃんの判断、大正解でした。

で、これで終わらないのが、今日の恐ろしい所。むしろコレで終われば、まだ「普通」です。
用事と食事を済ませてタクシーで帰る途中、Nam Kỳ Khởi Nghĩa(ナム キー コイ ギア)通りを渡るわけです。このNam Kỳ Khởi Nghĩa(ナム キー コイ ギア)通り、先ほどのNguyễn Văn Trỗi(グエン ヴァン チョイ)通りの「続き」なんですが、まだ渋滞していました。角のビルの警備員やら根城にしているシクロのオッチャンたちが、「オイオイ、まだやってるよ…」位に呆れてみています。
で、ヒドイなぁ…と思ってみていたら、だんだんコチラの様子も怪しくなりまして。
Võ Văn Tần(ヴォー ヴァン タン)通りを進んで…っていうか、全然動いてないぞっ!ウチまで1km位あったのですが、あきらめて歩くことにしました。

歩きながら見ていると、あちこちのタクシーから「あきらめて歩く人々」が降りてきます。
やっとのことでCách Mạng Táng 8(8月革命)通りまで来ると、ここが渋滞の先頭!完全に麻痺しています。交通警官が出てなんとか収拾しようとしているんですが、交通整理ってレベルじゃねーぞ!もう、プッツンしちゃって発砲!なんて事態になってもおかしくないような、修羅の巷です。

…一体なんだったんだよ、もう…

2007/12/12

ヘルメット義務化

この土地、バイクのヘルメットは任意です。もう、だいたいこんな感じ。

ですが、来る12月15日から義務化されます。

当然罰金の対象です。報道によると、150,000VND。警官の制止を振り切ろうとすると200,000VNDに跳ね上がります。しかも、公務員の場合、職場に通告が行くらしいという、「チクリ」つきです。

おかげでヘルメットが飛ぶように売れているわけなのですが、この顛末が大笑いです。
まず、方針が発表された後、ヘルメット業界が悲鳴を上げました-生産が追いつかんと。
で、町中の店という店がヘルメットを扱い始めました-本業が何であろうと関係無しに。
さらに、今の所の「オチ」は、生産過剰で値下げです。
ホント、オチまでご丁寧に…という感じですが、当日以降はもっと派手なオチがつくんでしょう。

でもって、このヘルメット、日本では旧JIS-A種も通りそうにない代物です。DOT-SNELLなんて冗談ですね-まぁ、現場の「安全第一」に毛が生えた程度です。

とはいっても、こっちでも「現場ヘルメット」ではダメだそうで、ちゃんと認証を受けたものでないといけないそうなんですが、一体どんな認証だよと…。

2007/12/09

チキンレースですかっ!-失敗編

昨日、バスに乗っていたわけです。Nguyễn Thị Minh Khai通りはいつものように大混雑です。
で、とある交差点で、イキナリ左のほうから異音が発生!乗客総立ちです。

左にいた普通乗用車と接触です。ミラーをもぎ取ることに成功したようです。
車掌が降りて行き、たまたま交通整理(監視?)に当たっていた警官も介入します。
…っていうか、交差点の中だぜ、オイ。

で、その後、次のバス停(交差点を渡ってスグ)まで両車両とも移動して、そこで運転手と車掌と、無効の運転手と…と、おっぱじまりました。
もちろん、その間乗客はほったらかしです。

普段ならこの様子を面白おかしく眺めるという目もあったのですが、いかんせん予定があり先を急ぐ身なので、さっさと降りて、目的地まで15分以上歩きとおしました。

2007/12/08

そういうのは自分の国でやれや…

先日、とあるビリヤード場での出来事です。
隣の韓国人のグループ(←良い感じに出来上がってます)が、大騒ぎ。
私と一緒にやっていた上司と、かなりブチ切れてまして。
「そういうのはソウルでやれよ」
「自分の国でなら何もいわないけどさぁ」
と。その代わり、撞くのに邪魔だったので"Excuse me."と声をかけたら、"Oh! sorry!"と気持ちよく場所を空けてくれまして。
上司と二人で「意外と良いヤツじゃん!」と訳の判らん関心をしていたわけです。

で、また別のとある日。足裏マッサージに行ってきました。
非常に気持ちよくくつろいでいると、後から入ってきたオッサン数名が日本語で声高にしゃべっています。こっちのくつろぎムードを綺麗に一掃してくれました。
よほど日本語か英語で怒鳴りつけてやろうかと思いましたが、ぐっと堪えて、店から注意してもらいました。

…その時、店の人に自分も日本人だとは言いたくなかったです、正直な感想として。

2007/12/06

チキンレースですかっ!

今日の帰り、例によって渋滞中の出来事です。
左は工事中の柵、右は歩道(段差が結構ある)です。この間は、普通車二台がやっと通れるぐらいです。

そんな中に、路線バスが停車しました。タクシーの運ちゃん、コレ幸いと、ギリなスキマをついて、バスの数センチ前に出ました。間には人の通れる隙間もありません。
これが他の所なら勝ち(?)を確信する所でしょうが、ここはベトナムです。バスの運ちゃんも負けてはいません。そのまま発進です。

やるなぁ…と思いつつ眺めていると、前にいた別のタクシーと完全並走。もちろん、間には人の通れる隙間もありません。工事現場の柵も歩道もまっすぐではありません。
しかも、時折、バスは右車輪を歩道に乗り上げながら勝負をかけます。

そしてついに、左にいたタクシーの方がたまらずブレーキ。バスの勝ち!

思わず運ちゃんと二人で爆笑してました。

2007/12/05

CD-R

日本で普通に売られているPCには、最低でもCD-RW位がついています。すくなくとも、この業界の職場にあるようなマシンには、普通についています。ソフマップの「小盛」でさえDVD-SuperMultiですよ。

その調子で、「CD焼いといて」と言ったら、イキナリ「ムリ!」と返ってきまして。

なんと、デバイスが無いっ!
言われて辺りを見回してみると、軒並み CD-ROM ドライブばかり。
思わず愕然です。

CDを焼けるデバイスのあるマシンは、なんと私のノートだけ!20台以上見回した結果です。しかも、別に会社がケチだとか、そういう理由ではありません(そんなケチな会社では無い訳で)。

思わず「参ったな…」とボヤキの入った一瞬でした。

2007/12/02

夜も早いのね

ウチの近所から、ベンタンバスターミナル行きのバスがありまして、休日はよくお世話になっているわけです。なにせたったの3000VND、コーヒーより安いんですから、使わない手はありません。

ちょいと上司とビリヤードに行ってきました。ベンタン市場の近く、Nam Kỳ Khởi Nghĩa(ナム キー コイ ギア)通りにあるビリヤード場です。もちろん、ベンタンバスターミナルまでバスです。

で、問題は帰り。20時半ぐらいまで遊んでから帰宅です。
声をかけてくるセオム(バイクタクシー)をやり過ごしながら、バスターミナルに到着です…が、異様に閑散とした雰囲気!怪しい風向きを感じながら、待つことしばらく…

来やしねぇ!だめじゃん、これ!!
注)時刻表などというご親切なものはありません!

んなわけで、ベンタンからウチまで、徒歩30分ほど、歩いて帰りました。タクシーに乗るのもアホらしかったんで…。

そんな道すがら、通るバスはみんな「上り」-つまりベンタン行き。でもって、途中のバス停にある運行案内を見てみると、目的のバスは
運行時間-3:30~20:30

朝の早さはともかく、夜のこの早さはどうなのよっ!

例:
レタントン通りを走る44系統の場合
これは、レタントン通りを走る44系統の場合です。マイクロバス運行の地味目な路線ですが、それでも朝は5:15から。で、19:30で終わり。

2007/11/29

地震

我々日本人にとっては、多少の自身は日常のことで、別にガタガタ言うほどのものではありません。震度1~2程度なら、「あっそ」ぐらいのイキオイです。

さて、当地の「解放サイゴン」紙によりますと、昨夜地震があったそうです。当地での震度は1~2(私の推測)。全く気になりませんでした。
が、そうでもないのはこっちの人々。特に上層階に住む人々は、一斉にパニック→避難ということになったそうです。

住民が地震慣れしていないのはともかく、ビルを建てるほうも慣れていないので、耐震強度もへったくれもありません。そりゃゆれるだろうな…

2007/11/28

アチチチチ…

日本ではめっきり「鍋に熱燗」な季節かと思いますが、いかがお過ごしでしょうか。
当地では、まだ「半袖短パン」な気温が続いております。

さて、「熱燗」と言えば、お調子を持った後に「アチチチチチ…」と言って耳たぶをつまむのが何故かお約束です。

さて、今日行った中華料理屋。土鍋で熱々の麻婆豆腐を出す店です。今日はそれは頼まなかったんですが、別のテーブルで出てまして。
店員が鍋のふたを取って脇に置いた後、「アチチチチチ…」と言って耳たぶを…


思わず和んでしまう一瞬でした。

2007/11/25

日陰を歩く身でござんす

こりゃ涼しくていいワイと、買出しに出かけました。いつもなら152番のバス-空港発Bến Tháhn (ベンタン)経由Công Trường Mê Linh(コン チュオン メ リン)行き-でNguyễn Huệ(グエン フエ)で降りるわけですが、なかなか来ないのと涼しいのと、群がってくるセオム(バイクタクシー)がうざったくなったのとで、ベンタン止まりのバスです。ベンタンバスターミナル行きは一杯あるんですよ。

で、買出しを済ませて昼食…どうしても「室内」という気分ではなかったので、市民劇場裏のカフェ(全席屋外)です。

その後、ま、涼しいからいっか-という軽い気持ちで、バスターミナルに戻って、ウチの方に戻るバスを探します-が、乗り場がわからん!のです。
いや、確かに、乗り場案内は架かっているのですが、目的の番号だけ無いのです。
そんなわけで、南側の待機場を眺めて待っているわけですが、これが直射日光バリバリで、容赦なく暑い!しかも日陰は全て占領済み!!これは辛い。

で、ようやく目的のバスが来たので、乗車です(これで乗り場がわかったので、次回以降も安心)。さらに、ちゃんと目的地で降りられたので、何の問題もありませんでした-ここまでは。

そこから自宅までの区間、なんと、日射しの方向と通りの方向が一緒!つまり太陽に向かって歩く状態で、もう暑くて仕方が無いわけです。そんなわけで日陰を選んで…でも、たいていは占領済みな訳です。セオムのオッチャンがバイクの上でお昼とか、飯屋の一角とか、カフェ営業中とか…

おかげで、この区間だけで汗だくでした。
日陰は快適なんですが、日向は辛いんです、ホントに。

乾季キターーーーッ!!

接近していた台風24号も、気が変わったのか血迷ったのか、フィリピン方面に引き返していきました。
そんな中、ようやくコチラも乾季に入ったようです。

朝晩の気温が下がって、エアコン無しでも平気な状況となりました。
日中でも、日陰にいれば非常に快適、むしろ涼しいぐらいの感じです。
夕方の定期便も、めっきり来なくなりました。

これを書いている最中も、部屋の窓を前回にしていますが、実に快適です。時折涼しい風が吹き込んできます。
気象情報サイトによれば、気温は28度と出ていますが、実に涼しくすごしやすいのです。

#先日、気温が22度という日がありましたが、その日はさすがに寒く、鍋と熱燗が恋しい一日でした。

2007/11/21

徹夜な風景・デモな風景

重要なマイルストーンが近づくと、最後は徹夜とか、そういう手段で解決を図ることになってしまうわけです。それが良くないとか、プロジェクト計画が…とか、そういう話ではありません。

先日、そういう徹夜をする羽目になったのですが、その時のお話。

まず夕方-徹夜覚悟モードの時に夕食の調達に行くというのはこちらでも普通の風景です。が、中には「家に帰って夕食を摂って、シャワーを浴びて再出勤」というのも、普通に居ます。
そんなヤツが戻ってくると、みんな「おかえりー」なんてやるのも、いっしょ。

で、夜遅くなると、空いている机に調達してきた食料が積まれまして。この辺りの風景もいっしょ。

さらに、苦労して直したものをアップして、動作確認をするときに、みんな群がるのもいっしょ。そこで「いぇーい」なんて叫びが挙がるのもいっしょ。

で、だんだんハイになってきて、面白いこと(≒下らないこと)とを言って馬鹿笑いするのもいっしょ。


そして、偉い人の前でお披露目デモ。
自分の担当箇所に来るとやたらとドキドキするのもいっしょ。そこを無事に通過してホッとするのもいっしょ。


やっぱ、これが業界の性なんでしょうかね、良くも悪くも。

2007/11/18

ベトナム訛り

ベトナム語では"tr"は「チャ」行になります。
なので、"Nha Trang"は「ニャチャン」と読みます。
前回帰国した際に「高校社会科地図帳」をみたら「ニャトラン」と振り仮名が振ってありましたが、これは正しくありません。

そんな中、先日の成田空港ボーディングゾーン。よく「お客様のお呼び出し」放送がかかるわけですが、そのアナウンスの中で
「ミスター グエン *** トラン…」

違ーう!それは「チャン」だっ!

で、大方のベトナム人はそれが身に染みてしまっているので、
"Transaction"(トランザクション)が「チャンサクション」や「チャンサクトン」となってしまうんですね。

最初は何のことか判りませんでしたが、なれてしまえばそういうことかと。


<まとめ>
慣れとは恐ろしい…

2007/11/17

ある懺悔

相も変わらず、毎朝のタクシーを捕まえるのが大変なわけですが、そんななかの失敗談。

1)空いてそうなタクシーを見つけてドアを開けると、そこには先客がっ!思わず"Sorry!!"

One Point:リアシートの窓ガラスがスモークのケースが非常に多い。日本では違法とされるような濃さのスモークもアリです。

2)たまたま見つけた空車のタクシー。明らかに空車なので止めて乗車。「そこを右に曲がって。xx通りのxxね。」と伝えてコトは無事に終了…なはずですが、運ちゃんがしきりに何か行ってくるんです。ジェスチャーから察するに、「さっき電話で呼んだのはお前かい?」と。
本当は違うんですが、面倒くさいので「そうだ」と。電話で呼んだ人、ごめんね。

One Point:電話でタクシーを呼べるわけですが、こっちの名前を聞くわけでも行く予定の車の番号を伝えてくれるわけでもありません。しかも「迎車」なんてメーター表示もありませんし、迎車料金もありません。私もたまに使いますが、その後本当に車が来るかは、多分に運次第です。

この扱いの差は何?

今週、小泉元首相が当地を訪問していたわけです。
で、ファン・バン・カイ前首相と会談し、連れ立ってクチトンネルに遊びに(?)行ったというニュースです。
コチラのニュースサイトでは写真入りで大きく取り上げられ、新聞でも一面級の扱いです(きっと)。

そのクチトンネル訪問の写真がなんとも失笑を…という話ではありません。

こちらではこういう派手な取り上げ方をしているのに、日本のニュースサイトでは一行にもならないというのは…どうなんでしょうか?

…とおもったら、やっと日経の記事に載ったようですね。ハノイに行ってから…

今日の渋滞

…やっと blogger.com へマトモに接続できるようになったので、これまで溜めたネタを一気に書き連ねます。
そんな中、今日の出来事から。
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ウチのプロジェクトは今日も営業日です。

市内中心部のカフェで遅めの朝食(というか昼食)を摂ってから、バスで出勤。
土曜の昼だから道がすいているか…と思ったら、なんと真反対!いつもより余計に混んでます。

しかも、途中に巨大なロータリー(大通りが4つ、普通の通りが3つぐらい絡む)が、もうぐっちゃぐちゃ。ロータリー内に車が滞留してしまってどうにもなりません。
しかも、警官が何とかしようとしているのですが、もはや手に負えるレベルではなく…

で、私が乗っていた4番のバスの運ちゃんは、見事な車掌との連係プレーで右端を掻き分けて突破することに成功!Good Jobです。
前にいた104番のバスは、車掌のみならず乗客まで動員して-窓から「どけどけ!!」と-やっていたのですが、いかんともしがたく。
そして、ロータリーの中には、悲しくバスが4台ほど…長い旅になりそうなバスです。

その後、通りを順調に走るわけですが、当然反対側は渋滞に突っ込んでいくわけです。
なので運ちゃん、すれ違い様に「渋滞がひどいから迂回しろ!」と他のバスに身振りで教えているわけです-中央分離帯もあるんですが、一応…。

そして、周りを走っているバスを良く見ると、本来はこの通りを走るはずではないバスばかり…そこらへんの運用はかなり柔軟なようです。

2007/11/12

タクシー運ちゃんの技-目的地探し

私の日常はタクシー通勤な訳です。
というと、とてつもないお偉方のように見えますが、そうではありません。お偉方は専用車です。そこを間違えてはいけません。

タクシーはこちらでは気軽に乗れる足なのです。
初乗りがドトールのコーヒー1~2杯程度と考えてください。
#それにつけても、日本のタクシーのアホみたいに高いことよ…

で、行き。結構目立つオフィスビルなので、通りの名前とビルの名前を言えば大抵はOKです。

問題は帰りです。何の変哲も無い場所なので、通りと番地で指定です。ここで、運ちゃんの技量が知れます。

1)テーブルスキャン型
その通りのかなり若い番号から延々と突き進む-いわば「ブルートフォース」方式。まぁ悪くはありませんが…。それを避けたいがために、私の帰宅用住所メモには「区」のほかに「地区」まで書いてあるわけなんですが…

2)インデックス参照型
携帯電話で誰かに聞く方式です。「おい、xx通りのnn番ってどの辺だ?」ってなモンです。信号待ちで隣に止まったご同業に聞くというやり方もアリです。かなり効率が良いですね。

3)キャッシュ済み型
通りと番地で「なんだ、あそこかよ」ぐらいのモンで、裏道路地道何でもござれ。すれ違い困難な路地にも怯むことなく突き進みます。っていうか、自分の家や親戚の家が近所にあるんじゃねぇか!?


で、これらのどれに当たるかは、全く運次第でございます。ウッカリすると、これで所要時間が15分から30分違うんですけどね。

2007/11/11

ある意味ベトナムらしいニュースかも

[ベトナムニュース]14年間雇い主から虐待されていた女性を救出

14年もこんな目に…とかいう話はともかく(ひどい話だ…)、一番ベトナムらしいかもと思ったのが、この救出の過程。まるでO.ヘンリーの短編小説のようです。

まず、見かねて動いたのが隣人の老人だという点。
70歳といえば、二次大戦前の生まれ。ずっと北部の人だとすれば、ベトミンから人民軍、ベトナム戦争や中越戦争でブイブイ言わせたという経歴であっても不思議は無いですね。
そして、ベトナムでは老人は常に尊敬の対象であるので、以下に述べる関係者も「長老がやれと言うんだから、これはやるしかないでしょ」という背景が…あったのかなかったのか…。

次は、手配したのがバイクタクシー(セオム)という点。
車ではなくバイクというのがポイントが高いです。私が居るのはHo Chi Minhですが、ここの基準で考えると、
・車は渋滞に巻き込まれたらどうしようもない(←日本でも同じ
・車は目立つ(←台数比率として
・バイクは人ごみ(バイクごみ?)に紛れれば、もう判らない
さらに推し進めて考えてみると、町中いたるところにセオムは居るので
・その老人が信頼できるセオムを探して、一肌脱ぐよう頼んだ
ということではないかと。
つまり「親類の…」とか「おめぇ若い時に散々面倒見たろ!」とか、そういう「確かな筋」-はした金では揺るがない辺りを確保したのではと。

そして、かくまったのが親戚の家という点。
ベトナムでは基本的には「大家族」です。そんなわけで、親族間の結びつきは非常に強固です。例えば日本的な「親戚」も「家族」としてカウントします。で、その「家族」の老人-ましてや長老ともなれば、もはや絶対権力でしょうか。

こうして、「確かな筋」を確保しながら、綿密に、そして静かにこの救出劇は進行していたのではないかと、勝手に想像を膨らませているわけです。


なお一層ベトナムらしいのは、救出劇は10/19で逮捕が11/7である点でしょうか。
これだけ時間が経過していても「緊急逮捕」って、一体どんな「緊急逮捕」だよ。
っていうか、この経過時間は一体何よ。

雨の日曜日

メシでも行くべぇかと外に出ました。
先ずは行きつけのカフェでコーヒーでも。

で、注文して(というほどたいそうなモンではないが)座ると、とたんに激しい雨!
やべっ!とばかりに雨の当たらない席に退避です。
しばらくすれば止むだろ…と思っていたら、例によって叩きつけるような雨になりまして。
「おい、マジかよ…」という状態です。まぁ歩いている最中じゃなくて本当に良かったですが。

途中、雨宿りに来たバイクのオッチャンと話していましたが、「勘定を払うのに濡れていない札を探すのが大変だよ」と。この辺の苦労は同じですなぁ。

そんな中、小止みになったので戻ってきましたが、メシを喰いに行くのはもう「あきらめ」です。覚悟を決めて、家でお仕事です。

そんなわけで、心のそこから

乾季マダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン

2007/11/10

言葉の壁:リバースバージョン

よく、「日本語リソースがない」という話を聞くわけです。
MSDNやらTechNetやら、あれやこれや。
なので、しょっちゅう「和訳まだー」という声が挙がる訳です。
ま、これはこれでよくある話です。

でもって、こっちで仕事をしていると、逆の問題にブチ当たることがあります。
ベトナム人スタッフから「これってどうやればいいんですか?」と聞かれて、当然のようにgoogleにいくわけです。
で、googleさん、頭がいいのか悪いのか、検索キーワードを英語で入れて「ウェブ全体から検索」とやっても、日本語が先頭のほうに来るんですね(英語のみ設定しても、往々にして無駄)。

そりゃ私は判りますが、スタッフには紹介できません。

で、見つかったほかのリソース-例えば個人サイトとか@ITとか-もちろん日本語だけです。
私はありがたいですが、この場合にはやや困ったもんだと…。仕方ないので、再度検索しまくるわけです。

最近のMSDNあたりのリソースだと、"ja-jp"と書いてある所を"en-us"にすれば原文に当たれる場合もありますが、そうではないモノもあります。

こうして、言葉の壁はどこにでも立ちはだかるものなんですね。

2007/11/07

革命記念日

今日は革命記念日なんです。

革命は8月では?というのは、ベトナムローカル。
今日、11月7日は、10月革命記念日です。
俗に「ロシア革命」ともいうヤツです。

ベトナムとソ連は仲良しだったことも有るのか、或いは当局のご指導もあるのか、あちこちでそれの看板などを見かけます。

あちこちでレーニンの横顔を見かけたり。
新聞の一面に記念社説が踊ったり。




そんな10月革命記念日でございます。

#とはいっても、平日なのではありますが。

2007/11/06

病院ネタ

ベトナムへの移動中に左足を痛めまして。
ちょいとすっころんで足首をひねっちゃいました。

で、時間を作っていってきました。
Lê Thánh Tôn(レタントン)通りに最近出来た「ロータスクリニック」です。
全て日本語で対応可能という、非常に狭いスポットを狙った病院です。

掛かる側としては、さすがに病院は母国語が使えた方が良いに決まっています。よほどの英語力が無ければ、「胃が痛い」の痛い具合-刺すように、疼くように、しくしくと などなど-ちゃんと説明できないでしょうし、ましてや危急の折ともなればなおさらです。

電話してから行ってみると、超高級マンション(?)の中-思わず怯む!
で、目的の部屋に到着してみると-いや、部屋って言うか、フツーに診療所なんですが-あまりのクオリティに思わず怯む!

でもって、診察。愛想のいい日本人の先生でして。
なかなか好感の持てる病院でした。

さて、処方していただいたのは湿布なわけですが、これが何と


久光製薬の力の程を思い知りました。
最近の医療事情のアレなのか、

なお、治療費はもちろん海外旅行保険です。
海外旅行保険は入っておくモンですなぁ(しみじみ)。

戻ってきた日常

さて、今日からこちらの職場に復帰です。
まず朝イチで、近所のカフェでコーヒーを飲むことから。
うーん、カフェで cà phê sữa đá (アイスコーヒーミルク入り)…ベトナムに戻ってきたという実感がわいてきます。

そして、出勤のタクシーの捕まえにくさも「日常」です。クラクションの嵐も「日常」です。
気温32℃で「今日は涼しいな…」というのも、「日常」です。

さらに、もう11月だというのに、しっかりと夕方の定期便が派手目に!乾季はまだかよ…
そして、退勤時間にぶつかると、激烈にタクシーが捕まえにくくなるというのも、日常でございます。(こういうときはバスすら来ねぇ!)

しっかし、3週間近くあけていたにもかかわらず、近所のカフェのご一家?、角のタバコ屋、いずれもしっかりと私を覚えていたのはビックリでした。

日本航空を評価する瞬間

と、いうわけで、ベトナムに復帰です。
今回は、コードシェアのJALウェイズ運行側です。

まずチェックイン。
ベトナム航空発券のチケットですが、9月からJALウェイズ運行便はJALカウンターでのチェックインです。
で、既にベトナム航空のマイレージで「チタン」のカードを持っているので、怯まず「ビジネスクラス」に並びます。ベトナム航空の「チタン」なんざ持っている人が少ないせいか、マニュアルを確認しっぱなし。それのおかげで、ちゃんと荷物に「Priority」タグつき。OKです。

で、機内。
今回は日本人乗務員が多いらしく、これまた快適。
機内食も美味しくいただきました。
機内の音楽も、なかなかに好みのものをそろえてくれます。
今回のツボは
・ショスタコービッチ:祝典序曲
・ブラームス:大学祝典序曲
・ベートーベン:交響曲第5番-第3・第4楽章(ちゃんと続けてやってくれた)
・スモーキングブギ
・ルート66
・大脱走
等など。ネタとしては
・知床旅情
・あんこ椿は恋の鼻

以前は「港のヨーコ ヨコハマ・ヨコスカ」とか、「あした順子・ひろし師匠の漫才」とか、なかなか良いのをやってくれます。

さらに、今回は後方で767の中央三列席を独占。これまた快適です。もちろん、横になってゆっくり眠らせてもらいました。

機内食も美味しくいただきました。ビール(プレミアム モルツ)、ワイン、ウィスキー(オールド・パー)と頂けば、そりゃぁ3列独占でゆっくり眠れるというモンです。

で、トドメにイレギュラーオーダーを一発かましてみました。
痛めた足首が痛くなってきたので、「湿布ありませんか?」と。
JALウェイズなので外国人(タイ人?)の乗務員が殆どなのですが、さすがに判らず。
日本人乗務員を捕まえて聞いてみると、しばらくしてから、ちゃんと出てきました。
こりゃすげぇ。きっとベトナム航空だったら一瞬で「ないよ」でしょうね。

ホント、ベトナム航空のアレがGoldになったら、もうJAL発券orANA発券に切り替えますわ。
(ANA運行の国際線は乗ったことが無いから知らんですが…)

2007/10/24

ベトナム航空に殺意を覚えた瞬間 Part2

先日、ベトナム航空に予約変更を依頼しました。
Ho Chi Minh City 発券のチケットなので、予約変更可能なんです。
電話で発券地、変更先の便、航空券番号を伝えて、全て完了でした。

さらにもう一回変更をかけました。
すると「航空券のコピーつきFAXでないとお受けできません」との回答。押し問答してみても無駄。

Vietnamでは人によってサービスレベルが違うというのは普通の話しですが、日本で喰らうとかなり怒りを覚えます。どちらがマニュアルどおりなのかは知った話ではなく、電話で全てコトが済むほうがありがたいに決まっています。
というか、日本支店までベトナム流を押し通すのはいかがなものかと。

そんなわけで、ベトナム航空のマイレージが"Gold"になったら、それから先はANAかJALに切り替えます。
さようなら、ベトナム航空。

2007/10/19

「日本」だなぁ 2

ベトナム南部はまだ雨季です。
天気に関しては、
・天気予報は見ない!
(見なくても、午後にはスコールがあるというのはデフォ)
・傘は「役たたず」
・雨は待てば止む
・濡れてもすぐ乾く(暑いんでね)

と、いうわけで、気象情報は「ノーチェック」でした。

で日本に帰って来て…。今日の関東地方は冷たい雨です。
夕方、まぁ何とかなるべぇとそのまま帰宅です。

自宅の最寄り駅についてみると、もっと激しくなりまして。
で、待つのもイヤだと、そのまま帰宅。もちろん、傘は無し。

で、5分と経たないうちに激しく後悔することになりました。
冷たい秋の日本の雨だということをスッカリ忘れていまして。

…まいった。

「日本」だなぁ

先日、とあるファーストフード店に入りました。
メシを盛るのに秤で計るならともかく、「決まった量が自動的に排出される機能のついたジャー」を使っていまして。
それを見た瞬間、物凄く味も素っ気もなくなりまして。

ま、それと食券のおかげで、店員が減らせて人件費が浮くわけですが…
昨日入ったバイトでもこなせるようにマニュアル化されているわけですが…
まぁ昨日の店も、そうやって極限までコストを切り詰めたファーストフード店(というより「ジャンクフード」と呼ぶ方がふさわしい)店でした。

日本では、人件費を抑制するために、色々なものを自動化・機械化してきたわけです。
ベトナムでは、まだ自動化のコストより人の方が安いので、なんでも人でやるわけです(きっと)-そのおかげでサービスレベルが一定にならないわけですが。

こうしてベトナムから帰って来て日本の「先端技術」の一端を目の当たりにすると、「本当にこれでいいのかなぁ」という気分になれます。

#なお、その店。お味のほうも「本当にこれでいいのかなぁ」でした。二度と行く事は無いでしょう。

2007/10/14

ベトナム航空に殺意を覚えた瞬間

モロモロのためにベトナム航空便で帰国です。
で、日本に戻る便は夜行しかありません。
そんなわけで、出発以前から「寝る体制」作りに励むわけです。

で、ランプアウトももどかしいとばかりに、さっさと寝ます。
離陸後のベルトサイン消灯まではなんとか意識を維持して、消灯と同時にさっさと寝ます。
ここまでは、割と計算どおりです。

が、ぐっすり寝ている最中に、「メシだぞ」と叩き起こしにきやがった。
しまいには日本人客室乗務員や周りの席の人間まで動員して。
「お客様、失礼します。」って、本当に失礼だ!

こんなのを喰らったのはアエロフロートの国内線以来。
つまり、ベトナム航空の国際線は、私の中でのレーティングはアエロフロート国内線以下となりました。

以後、日本に戻る便は、JAL運行側に乗るか、さもなければ「Don`t Disturb」の札でもかけておくことにします。

2007/10/12

タクシーの運ちゃんの「技」

先日タクシーで帰宅したときです。
通りと番地を指定して出発です。しばらくして、運ちゃんが携帯電話で通話を始めまして。
だいたいわかった会話内容としては…
「おい、**通りnn番って、どの辺りだ?」
「xxxxxx」
「わかった。8月革命通りの先の辺りな。ありがと」
もち、そこからは最短ルート。すげーー!
(っていうか、無線で聞くという例は見たことがありません。)

で、今日の出勤時。イキナリ脇のバイクが何か怒鳴っています。
何事かと思ったら、いきなり停車。おいおい…
と思っていると、窓を開けてなにか渡しています。
よく見るとバイクのオッチャン、タクシー会社の制服を着ています。
なんじゃそりゃ?

さらに今日の帰宅時。
隣に止まったタクシーの運ちゃんが、窓を開けて何か怒鳴っています。
どうやら「xx通りってどっちだっけ?」な会話。
「xxを右、その後xxを左だよ。」ってな返答が聞こえましたんで。
これ、車同士のみならず、車対バイクとか、バイク同士でも普通の光景です。

なんかすげー!

2007/10/11

出るに出れない、夕方のスコール

職場からの帰り道、不穏な雰囲気を感じていたのですが、3区に入ったとたんに降り始めて、降車時には豪雨です。
タバコ買っていこうとかメシ喰っていこうとか、そんな「甘い企み」は一気に吹き飛びました。
ウチに着く直前ぐらいから、激しい雷雨となりまして。

路地はもはや川。雨どいからは水道の蛇口並のイキオイで水が噴き出しています。衛星放送も悲惨そのものという電波状態です。

2007/10/10

台風14号-Lekima

先日、台風14号がベトナム北部・中部を襲いました。
以前から直撃コースという予報は聞いていましたが、予想通り、とてつもない被害をもたらしました。死者・行方不明者が70人を超えるという、過去数十年で最大の被害をもたらしました。
当地では、政府・党の要人が被災地を訪問し、支援と慰問に努めています。

で、私は主たるニュースソースは日本のニュースサイトなのですが、これがまた、全然このニュースを扱っていないのです。もっぱら、地元英字新聞と欧米系ニュースサイトからの情報ばかりです。

ためしに、Google News で検索してみました所、たったの18件。ほとんどがTBSとAFP通信です。
台風 ベトナム」で18件、
台風 ベトナム 14号」で検索すると10件。
台風 中国 15号」で検索すると26件(なんでトップが韓国・中央日報なんだという突っ込みは別として。)

さらに、日本の外務副大臣が訪越中らしいですが、それに対して何かしたというリリースは全くありません。

これでいいのか?本当にいいのか??日本!?

2007/10/07

夜の停電

夕食を摂取した後、シャワーを浴び、テレビをザッピング中のことでした。
いきなりバツン!!ときまして。

で、外からは一斉に叫びが上がります-この辺はどこでも一緒ですね。
さらに、一斉にガキどもが騒ぎ出し、オヤジが「うるせぇっ!!」って怒鳴りつけるところも一緒です。

もちろん、ウチの近所一帯が停電です。ウチの大家が電気代を払っていないとか、そういう話しではありません。当地名物の停電がやってきただけの話です。テレビ・冷蔵庫・エアコンはいうに及ばず、ネットも不通です(大家の所にあるハブやADSLモデムが停止するため)。

真っ暗とはいいませんが、まるで夜のキャンプ場状態です。通りから聞こえるクラクションさえなければ、気分は「躾の悪いガキの多いキャンプ場」でした。

そして、その約20分後、唐突に復旧しまして。いやぁ、久々に喰らったという感じです。

2007/10/06

電気街

私の住んでいるところから程近いあたりに、当地の電気街があります。



んな感じです。

もちろん、小さな店舗も一杯あります。ディスプレイ専門店とか、どこから持ってきたんだ!的なDELLのデスクトップが同じ型ばかり山積みとか…

感覚的には、昔の秋葉原から、細かい電子部品系の店・白物家電系の店を差っ引いて規模を半分ぐらいにした感じでしょうか。それでも、キーボードだマウスだケーブルだという小物系も、この界隈を外れると、見つけるのが難しくなります。

そんなわけで、今日も賑わっておりました。

2007/10/05

ベトナム式ドライブスルー?

ウチから1分ほどの所にカフェがありまして、日に一度は立ち寄っているわけです。
一応「店」なのですが、客席は大半が歩道上です。朝なんかは、隣の店どころか三軒先の店の前まで客席が拡張されています。

なにせ、普通の客だけではなく、近所の飯屋とかご近所からの出前注文もあるようですから。そんなわけで、一番忙しい朝の出勤時間帯には一家総出(?)で営業しています。朝の出勤途中にコーヒーを買っていこうという感覚は、コチラも同じようですから。

そんな中、時々、店のオヤジさんが道路の「向かってくる方向」を監視して、ジェスチャー数回。直ちに店の奥に声をかけて。で、バイクが到着する頃にはお持ち帰りセットが出来上がっているという寸法です。
つまり、常連さんがバイクで向かってきて、オヤジさんを見つけると、「いつもの1つ!」とか「今日は要らない!」とかやっているようです。

もちろん、タイミング悪く、だれも監視していない時に来れば、店先にバイクを止めて(跨ったまま)奥に声をかけるだけの話です。で、これは車でもやります。

客の顔と好みを覚えるというのは商売の基本ではありますが、なかなかに凄いシステムが出来上がっています。

なお、もちろん、私も当然「覚えられている」一人です。軽く挨拶して座るだけで出てきます。これはタバコ屋も同じです。

2007/10/02

番地の読み方?

これまで住んでいた所は、番地が2桁でした。
しかも、最も目立つ近所のランドマークが20番地なので、タクシーに乗るときはそこをめがけて行きました。
なので、冗談半分に「最初に覚えるベトナム語は 『Hai mưới Lê Thánh Tôn(レタントン通り20番地)』だ」と言われることもあります。

で、引越し先。なんと3桁です(←そこで怯むか…弱っ!)。
100は「một trăm」だから…と練習してから、帰宅のタクシーに乗り込みます。
もちろん、カンニングペーパーを見せながらです(←自分のベトナム語のスキルは全く信用していません)。
すると、タクシーの運ちゃん、ほぼ例外なく「trăm」「mưới」を省略します。つまり、「にひゃくよんじゅうさん」と言うのではなく、「にぃよんさん」と言っているんです。

ってことは、頑張って覚えなくても何とかなるってことかな?
まぁ、それならそれで。でも、結局は覚えなきゃいけないわけなんですけどね。

2007/10/01

季節感の無さ

今日から世間では10月と言う事らしいですが、全然そんな気がしません。
・あちこちで「半期決算がっ!」という叫びが乱れ飛ぶ
・ニュースサイトの記事
・なんかプロ野球が終わりそうだ
・日本GPもおわっちゃったのね
・なんかカレッジフットボール(アメフト)も始まったみたい
そういう、極めて外的な要因で「10月」を感じております。

確かに、5,6月の方が暑かった気はしますが、「慣れ」的な誤差の範囲です。
長袖を出そうとか、秋刀魚で一杯やりたいとか、そういう、感覚的な季節感が全く無いんですねぇ。
なんで、「知らない間に10月だった」というわけです。こまったもんです。

さらに恐ろしいのは、日本帰国時。
気温差もさることながら、夏服しか持ってないぞ!!どうすんだよ!!!

2007/09/30

引っ越してみて & ラグビーワールドカップ

地元色のかなり強いエリアです。レタントンやデタム界隈のように、外国人慣れしていません。
そのため、買い物とか食事とかは、かなり苦労することになりそうです。

しかし、魅力的な飯屋やカフェが結構あります。
一度に全部チェックして回るわけには行かないので、とりあえず最寄のカフェに行ってみました。

やっぱり、英語は通じません。
外国人慣れしている店では余裕で通じるインチキベトナム語も、かなり微妙な通じ方をしています。
さてはて、これからどうなることやら…

--------------------------
今、衛星放送でラグビーワールドカップを見ています。
スコットランドvsイタリアは2点差の非常に緊迫したゲームでしたが…
今やっている、フランスvsグルジア、もう一方的ですね。
フランスのモールからの出しの速さやパス回しの良さが、テンポが良くて気持ちがいい感じです。
でもさぁ、53分で 42-0 って…

2007/09/29

お引越しから判る住宅事情?

住み慣れた1区を離れて、3区にお引越しです。
スタッフ2名に昼飯をおごるからという約束で手伝ってもらいました。

引越し荷物はそう多くは無いので、輸送手段は7人乗りのタクシーを捕まえれば足りました。
で、合計3人というのは、実はかなり余裕を見ていたのですが、本当に余裕でした。

さて、今まで住んでいた、1区、レタントン通りというのは、事実上外国人街、とりわけ日本人街です。また、市の中心部にも非常に近く、普通に歩ける距離です。ただし、それなりの問題もあります。
・物価が高い
・皿メシ屋(ベトナム庶民御用達の食堂)が絶滅
・総じて建物が古く、家賃が高い(通訳氏 談)

で、今回の引越し先は、3区です。中心部から若干離れています。まぁ、3区と申しましても広ぅございますが、8月革命通りのほうです。もう少しで5区、10区というゾーンです。で、こんな場所でほぼ新築で電気製品も最新型です。家具はまだ木の匂いがします。結構広い感じの部屋です。さらに、余り外国人が住んでいないせいか、
・地元御用達のカフェやメシ屋が山ほどあります。
・物価は安めです
・大きなスーパーも近所にあります

そんなこんなで、新たな場所に移って、この先どうなることやら。

2007/09/25

中秋節

今日は旧暦の8月15日-中秋節です。
お隣の中国と同じように、中秋節を祝い、月餅を交換します。

「ぐふふふふ、この山吹色の…そちもなかなかの悪よのぅ」
「いえいえ、同志書記こそ…」
という状況がどこかで起きているかどうかは定かではありませんが…

さて真面目な話し、街中月餅売り場・看板であふれかえっています。
で、中秋節が近づくにつれて値下げを始めるのは、日本のクリスマスケーキと同じ。
いたるところに「20%引き!」「50% Off!」「2個で1つ無料!」という手書き看板が立ち並びます。


で、私の職場でも配られまして、一つ食べてみました。

……
………
…………ムリ!!!!

数々のベトナム料理にも怯まなかった私ですが、コレだけはムリでした。全面敗北です。
味もさることながら、匂いがだめでした。以来、職場で月餅の匂いがするだけで逃げ出したくなります。
が、礼儀上渡されたら受け取らざるを得ないという、非常に辛い「大人の事情」というのもあります。

この折り合いがつく日は未来永劫来ないだろうと思います。

2007/09/17

ベトナム語を入力するには - 非Vista編

以前、ベトナム語を入力する方法を書きました。が、それはVista-Ultimateでの話。
今日、新しく搬入したマシン(XP-Pro)を調べてみると、どうやら、XPではベトナム語はサポートされていない模様でした。(後で調べてみると、地域と言語の設定で、「補足文字サポート」をチェックして、当該ファイルをインストールする必要がある模様です。詳しくは、大阪外国語大学多言語同時処理室に記述されています。)

さて、聞いてみると、殆どの人々は「Vietkey」といわれるソフトを使っているようです。まぁ、日本語でATOKが我が世の春を謳歌していたころの感じでしょうか。で、ちょいと打たせてもらったのですが、IMEとは全然操作が違うわけでして。

こりゃぁ、Vietkeyに慣れた人がIMEに移行するのは至難の業-というか不可能ですね(きっぱり)。そんなわけで、当分Vietkeyの天下は安泰でしょう。

なお、このVietkey、IMEで日本語入力にしていても、Vietkeyでベトナム語になっているとそちらが優先されます。日本語が入力できないと言ってあわてないでください。

※「Vietkey」で検索すれば、30万件以上(google-Web全体) ヒットしますので、詳しくはそちらで

2007/09/16

略称―通りの名前

バスの行き先案内とかタクシーの伝票とか、通りの名前を書くときに、よく省略します。
たとえば、Lê Tháhn Tôn (レタントン)は、よく"L Tháhn Tôn" "LT Tôn"、甚だしいときには"LTT"とかかれます。絶対に被ると思うんですが…(調べてみると、"LTT"となるのは、ほかに3つ。ただし"Tôn"で終わるものは無いので、"LTTôn"なら被らない)
で、バスの場合、これは凄いことになります。限られたスペースに経由する通りを「これでもか」ぐらいに記述するので、収拾がつかないことになります。

・初心者級-4系統(ベンタン発ナムキーコイギア・コンホア経由アンソン行き)


・上級-36系統(ベンタン発トイアン行き)

…何がなんだか、サッパリ判りません。

で、これに省略形が加わるので、大変な騒ぎになります。たとえば…

Đường 3-2 で、「2月3日通り」です。これなら未だマシですが、


こちらはもっと大胆に"3/2"と省略されています。しかも、Cách Mang Tháng 8-8月革命通り を"CMT8"と省略しています。その他、各種省略形のオンパレードです。

こちらもかなり大胆です。

Vố Văn Tần が V.V.Tần に成っています。


まぁ、この手の省略は、店の看板とかでも普通にやっているので、なれる必要があるって事ですね。

2007/09/15

パチモン注意-タクシー事情

公共交通機関の貧弱な当地では、タクシーが重要な足です。値段もお手ごろ―初乗り:12,000~15,000đ―つまり、コーヒー一杯ぐらいの感覚です。

さて、このタクシーが曲者です。
古参駐在員どころか、当地出身者にまで言われてしまいましたので、よほどひどいのでしょう。私も昔から気づいて、かつ気をつけていたのですが、「会社を選べ」という規則です。
(写真はそれぞれクリックで拡大してください。)

当地で安全といわれるタクシー会社は以下の3社です。
・Vina (ビナ)

画面中央の黄色いのです。電話番号は(08)8-111111 つまり、1が6つ。
まっきっきの車体の横に、国旗と共産党旗が目印です。
主に、KIAと三菱JOLIEを使用しています。
仕事がらみのベトナム人スタッフも一押し。台数も多くて判りやすく、テッパンとして推奨できます。ただし、ドライバーのほとんどは英語が判りません。
初乗りは12,000đ。

・Vinasun (ビナサン)

白地の車体の横にベトナム地図が目印です。電話番号は(08)8-272727 つまり、(27)x3。
台数もかなり多く「困った時のVinasun」という感じはありますが、ドライバーの質は低めです。
主に トヨタ Vios と トヨタ Zace。Zace(7人乗り)の比率が高く、大人数で空港アクセスのときは助かります。

・Mailinh (マイリン)グループ

これは実は判りにくいんです。SAIGON, CHOLON, GIADIN, VN, M, Delux などイロイロ…ちょうど、東京での「東●無線グループ」とか、そんな感じです。
初乗りは15,000đと高めの設定ですが、ドライバーの質も高く「状況が許せばマイリン」という一押しです。使用車両はグループ会社によって異なります。

と、書きましたが、これらのパチモノも存在するのでややこしくて仕方がありません。
特に多いのが、Vinasunのパチモノです。似たような表示灯をつけて営業しているわけで、ウッカリ間違えそうになることもしばしばです。さらに、似たような電話番号を表示しているので、余計にややこしくて仕方ありません。たとえば…

8 27 27 27
に対して
8 277 277
とか
8 27 27 77
とか。
今日見た新ネタとしては
8 27 7 27 7 27 7
どこの番号だよ!!一体!!桁数オーバーフローしてるぞ!!

そんなわけで、タクシーを捕まえる必要性のあるときには、そのようなせめぎ合いを繰り広げる必要があるんです。

2007/09/10

「金の豚」

今年は猪年です。こちらでも「干支」はあります。
が、コチラでは「豚」です。…まぁ豚と猪は親戚みたいなモンですから。
(他には、兎は無くて猫。牛ではなくて水牛です。)

でもって、今年は「金の豚」という、なにやら縁起の良い年らしいのです。
60年に一度なのか600年に一度なのか良く知りませんが…これは中国や韓国も同じらしいです。

そのおかげで、街では妊婦さんをよく見かけます。が、それにも増して、結婚話や産休の話をよく聞きます。結婚式業界やベビー用品業界は大儲けらしいのですが…ま、基本的にはどこ吹く風という感覚です。

未婚の連中はナントカせねばと思っているらしいのですが、とは言っても今から仕込んでも間に合わんとは思うのですが…

2007/09/08

飲み会での酒

金曜日、スタッフから飲み会に誘われました。
そういうお声が掛かるというのは、素直に有難い話です。
退職するメンバーが居るので、親しい連中で送別会ということです。

で、店に着くと、結構な人数が集まっています。
ビールと焼肉(当地名物のヤギ肉)で、楽しいひと時です。

が、ここで、異変勃発。
誰だ!こんなモノ頼んだのは!!
普通のジュースの瓶に入っているのですが、白濁したどぶろくのような代物…そして、強烈なにおい…
そう、クチトンネルで製造直売していたアレです。

で、お猪口のようなグラスが回され、「さぁ飲め!」です。
ビールではニコニコ乾杯していた連中も、渋い顔をしながら一気にあおります。
そして、口直しにビールを口に含むわけで。
これで酔わない方が不思議という位の飲み方です。

もちろん、私も飲まされました。もちろん、飲ませました。
渡された奴の困った顔というのは、いつでも面白いものです。

そんなわけで、久々に激しく飲んだ夜でした。
(でも、不思議に二日酔いしていないのね…)

2007/09/05

いつもより余計に赤いっ!!

9月2日は独立記念日(建国記念日?)です。
1945年の8月革命に勝利した結果としてのベトナム民主共和国の独立記念日です。

そんなわけで、町中、赤一色です。
赤地に星の国旗と、赤地に鎌と槌のベトナム共産党旗、および、各種ポスターや看板が町を飾ります。

・市民劇場

・ホーチミン像

・ポスター各種

・路地の風景

・ハタ坊化したタクシー


と、いうわけで、いつもより余計に赤いわけです。

2007/09/03

タンソンニャット 新国際線ターミナル

と、いうわけで、Vietnamに復帰です。
今日から正式オープンの新国際線ターミナルへの到着です。

正直、あまり期待はしていなかったのです。
タキシングの誘導も、相変わらず車のまま。

ターミナル一階に見える手荷物荷捌き所に走るコンベアにびびる!かすかな期待を感じさせてくれますが、地上の誘導員の後ろを移動していく自転車が、なんとも緊張感を削いでくれます。

で、降機。いきなりブリッジが新品だ(←当然。
さらに、ターミナルが普通にきれい!非常に近代的な感じです。
イミグレーションも広くてわかりやすい。NRTも見習って欲しい感じです(SGNで別室ご案内される奴、初めてみた。)

さらに手荷物回転寿司。今までは、外にトラックが到着する音、係員の怒鳴り声までしっかり聞こえるという代物でしたが、これまた成田級のクオリティに。すげーー。

税関の手荷物検査はかなり旧態依然でしたが、まぁそれはそれ(っていうか、この空港で荷物開けられている奴、初めて見た。)

全体的に、イミグレーション→税関の雰囲気は、NRT2をもっと明るく開放的にした感じでしょうか。全体的な移動距離も少なめで、非常に使いやすい感じです。

出口の出迎え大混雑はいつものことですが、全体的に綺麗過ぎて、タバコが吸い辛い感がいっぱい。
まぁ一年もすればアレなんでしょうが。

さらに、タクシーの大混乱もそのまま。タクシー乗り場に乗り入れるのは、相変わらず悪名高い青いSASCOだけ。がんばって他の会社を探すというお約束は同じです。

新ターミナルの様子はコチラ。
コントロールゾーン内は撮影禁止なんで、お含み置きのほどを。


2007/09/01

デジカメ購入-日本にて

この二週間ほど、Microsoft TechED と、本社でのモロモロにより帰国していたわけです。
そこでのゴタゴタはともかく、Ho Chi Minh でのヒマさ加減に耐えかねて、デジタル一眼を購入してしまいました。新宿ヨドバシで、Nikon D80 + 18-135mm のレンズキット + 50mm F1.4 + モロモロ というラインナップです。

高校・大学時代にも銀塩一眼を使っていたので、その頃の趣味への「復帰」です。
Canon AE-1 Program -> Canon T90 という Canon党な経歴だった私が Nikon D80 にした理由は…。および、D80にいたるまでの決定過程です。

・メーカー選び
まずは、消去法でメーカーが消えていきます。
・Canon
私的に論外です。見捨てられたFDレンズ(マニュアル)ユーザとしては、許すわけには行きません。どうせまたマウント換えてユーザ捨てるんだろ。
・Sony
これまた論外です。何が悲しくてSonyTimerの罠に嵌りに行くのか。まぁminoltaなら考えましたが…
・Panasonic,Fuji, Sigma, Olympus
ごめんね。どうも食指が動かないの。特にOlympusさん、OM-Systemは良かったんだけどね…

と、いうわけで、NikonとPENTAXの一騎打ち(早っ!。ただし、心情的にはNikon優勢なのです、この時点で。

・ご予算とスペック
ま、安いに越したことはないので、D40x or D40 が最初のターゲットゾーン。
ところが、実機に触れた第一印象が「安っぽ!!」。…まるで、AE-1Pを触った後にT-70を触ったような、あの感覚です。質感が全く感じられない…。だめじゃん!(危うくダブルズームセットの魅惑にやられそうになりました。)さらに、一部レンズではAFが効かないという、この「傍系」的疎外感。ダメダメです。
で、PENTAX K100 Super …これまた似たような質感ですなぁ…。

と、いうわけで、一ランク上げて、D80 vs K10D。
ところが、K10Dを手にとって見ると、グリップのフォールド感が合わないんです。もう個人的感触としか言いようがありません。…K10Dの防塵防滴には引かれたのですが…(って、レンズが普通ならダメじゃん!という突っ込みもあり。)
そういうわけで、D80。

次はレンズ選び。純正ズームキットにするのか、本体+ Sigma or TAMRON or Tokina…
ところが、店頭で触ってみた結論は…
・いずれも、純正のズームリングと方向が逆(これは別によいとしてだ、)
・AF時にフォーカスリングが回る

後者は私にとっては大問題で、ズームの望遠側でしっかりホールドしようとしている時に、指の辺り=ホールドに大切なゾーン をしっかり握れないのは、正直いかがなものかと…
さらに、Tokinaは重く、TAMRONはフォーカスが遅く、Sigmaはズームリングが滑らかでなく…(個体差もあるかもしれませんが、店頭展示機レベルで。)さらに、望遠側の開放F値が6.3って、あり得ないだろ-MFな人間としては。

と、いうわけで、純正ズームキットに落ち着きました。
これに、50mm F1.4 とモロモロをつけて、ご購入と相成りました。

で、購入してから驚いたことが(遅いよ!)、設定次第で、ファインダー内に格子が表示できること。
MF時代に「ここ一番」で傾いた写真を撮ってしまって痛手を負った私としては、本気でT-90に格子スクリーンを入れようかと悩んでいた私としては、本当にありがたい機能です。

そういうわけで、向こうでの楽しみが一つ増えたわけでした。

2007/08/17

バスでの出来事

最近は通勤にバスを利用しているわけです。
今日の行きのバスの中で見た出来事…
通勤時間帯なので、そこそこに混んでいます。すでに立ち席も出ています。
途中のバス停から乗ってきたおばあさんに、若い衆が席を譲ります。
これが数回連続して発生しまして。
寝たふりをするやつもなく(本当に寝ているやつを除く)
それがいかにも自然で、双方とも、見る側も「当たり前」という風情です。

話には聞いていましたが、「ベトナムでは老人は『絶対に』偉い」というのは、こういうことかと。

今日の帰りの便です。
バス車内は祭壇(仏棚?)があったりマリア像があったり。花が飾ってあったりと、多種多様です。
で、このバス。旗がありました。
ベトナム国旗なら、わざわざ書きはしません。
今日はなぜか、ベトナム国旗と日章旗。思わず「おぉ!」と思ってしまう光景でした。

と、心温まる話はここまで。

その帰りのバス。
帰宅ラッシュの中を走っているわけですが、これまた超絶的なハンドルさばきとクラクション技。
群がるバイクをモーゼのように切り開き-というか、こじ開けて-突き進みます。
もち、アクセルは手加減(足加減?)なし。
全開でバイクの横数センチを突進するのも当たり前。
邪魔するやつはバイクだろうとベンツだろうと軍用車両だろうとお構いなしに、クラクションとパッシングを浴びせ続けます。

本気で怖かった、帰りのバスでした。

2007/08/16

暑さ事情

日本国内最高気温記録を更新した今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

当地は北緯10度の土地です。熱帯気候です。常夏の国です。
さぞかし暑いとお思いでしょう。

…が、実はこの季節、日本の方が暑いのです。
気温は大体30度近くです(気象情報サイトによる)。午後の「お約束」であるスコールが来た後は、涼しくすごしやすい感じになります。

もっとも、私自身、コチラの気候に慣れてしまったため、「肌寒いなぁ…。鍋に熱燗って気分だな。」と思っても、気象情報サイトでは28度ぐらいを指していることはあります。
しかし、ベトナム人スタッフに、気象庁のアメダス画面を見せながら、「40度出てるぜ」なんて言うと、ベトナム人をしてすら「暑すぎ!信じられない。」と言わしめるものであります。

と、言うわけで、この時期の日本より、ホーチミンの方が涼しいってな話でした。

2007/08/15

お盆

日本ではお盆休みのシーズンですが、当地ではそんなものは全く関係ありません。ベトナム人スタッフには、"Traditional holiday season. To go to their hometown, and meet family." と説明しています。

で、そんな「何の関係もない」お盆休みですが、少なからぬ影響を喰らっています。
別に、飲み屋が一杯で入れないとか、そういう話ではありません。

・日本発券の航空券が高い!
先日帰国した際に、ベトナムに戻る航空券を手配したわけです。
ベトナム発券に切り替える気だったので、片道捨てるつもりで”FIX(予約変更不可)”にしたわけですが、それでも通常時の2ヶ月OPEN(予約変更可能)ぐらいのお値段がしました。

・飛行機が混む
で、ベトナムに戻る便が、これまた混んじゃって…。B777なのでそこそこの座席数はあるはずなのですが、それでもひどい混み具合です…

・予約が取れない
さらに、カンファレンス(TechED)のために帰国する航空券を手配しようとしたら、木曜・金曜・土曜は…
どこもいっぱい!残席なし。

悲しく、捨てる気だったFIXのチケットで帰国することになりました。

とほほ…

2007/08/13

ガイド誌事情

ここで取り上げるのは、"Lonely Planet"でも"Michelin"でも"The hitchhiker's guide to the Galaxy"でもありません。
東京で言えば、「レッドペッパー」「R25」とかの類のガイド誌です。

今まで見かけた中では、以下の3つがあります。
左から順に、"AsiaLIFE HCMC"、"Vietnam Economic Times THE GUIDE"、「スケッチ」です。

・AsiaLIFE HCMC (英語)
Ho Chi Minh City で発行されているだけあって、当地の情報が非常に豊富です。
分量も結構な量(8月号は114 page)。肩の凝らない内容の記事が多いようです。
レストラン、バーの一覧には「ご予算レベル」も書いてあるのがとてつもなく便利です。
公式サイトはコチラ:http://www.asialifehcmc.com/

・"Vietnam Economic Times THE GUIDE" (英語)
Hanoiの発行であるせいか、そちらの方の情報が多めです。
ベトナム観光省当局の協力で作成されているせいか、やや硬め、社会問題系の特集記事などもあり、かなり読み応えのある内容です。

・スケッチ (日本語)
日本人駐在員の9割以上は持っているといわれる「教科書」です。
確かに、非常に役立つ特集記事や連載記事もあるのですが…
…広告ばっかりです。むしろ、記事は全200pageのうち、5%程度でしょうか。
残りはひたすら広告です。広告です。広告です。
公式サイトはコチラ:http://www.vietnam-sketch.com

確かに、英語コミュニティ(米・英・豪 etc...)の方が巨大なので広告も取りやすいわけなのですが…
ちったぁナントカしようぜ、おい。

2007/08/12

葬式事情

イキナリ縁起でもない話題です。

まず、ご不幸のあった御宅に親類縁者が集まります。この辺りは日本のお通夜と同じ感覚です。
ただし、重要な親類縁者が全て対面を果たすまで、この段階が続くそうです。
と、いうことは、「誰かが外国に行っていた」なんて事になると大騒ぎです。

そして、出棺。
霊柩車(それ用のトラック)の荷台に白装束の親類縁者が乗り込み、お棺の番をします。
そして、後ろからバスやらトラックやらで続くわけですが、さらにブラスバンドが加わります。
見慣れないと「お祭りかな?」と思って写真なんぞを撮ってしまいそうになるのですが、お葬式です。

この時、沿道に色々なものをばら撒いて行きます。
その光景に直接出くわしたことはないのですが、葬式用のお札(日本でも中華街とかで手に入るそうです)を沿道にばら撒きます。たいていは100 US$ 札風味のものが使われるようです。もちろん、紙質、印刷、その他モロモロ、いかにも「子供銀行券」です。

なんでこんなことを書いているのかというと、今朝、両替に行ったら、横のヤツがそれを出して断られていたからです(当たり前)。両替所の店員と「珍しいやつだねぇ、葬式用の札を持ってくるなんて。」としゃべっていたわけです。
(持ってきたやつの立ち居振る舞いからすると、ネタではなさそうな…)

2007/08/11

電力事情

今朝のことです。
起きてメールチェックして…の最中、突然バッテリーモードに。ネットワーク接続も切れました。
電気も消え、ドックに挿したiPodからの音楽もとまり、シーリングファンはやる気なく惰性で廻り…
えぇ、停電です。

そして、外からは轟音のようなエンジン音がステレオサラウンドで鳴り響きます。
えぇ、発電機です。
待っていれば復旧するべぇと、ちょいと一回りしてきましたが、復旧の気配はありません。
さらに、近所の店は、もうこの始末です。界隈のほかの店も、軒並み停電です。中には、殊勝にも発電機のみ、蝋燭、従業員が団扇を扇ぐなど、涙ぐましい努力で営業を続けている店もあります。

でもって、管理人さんに聞いたら、夕方まで停電とのコト。もうどうしようもありませんなぁ。

仕方なく、市内のカフェをハシゴします。途中、雲行きと風向きが怪しくなったので、根城の方向に退避していると…
来ました。お約束のスコールです。

根城まで1ブロック未満の場所だったので、走って走って。なんとか「マシ」なぬれ方でたどり着きました。

が、問題はそれからです。
幾らスコールで気温が下がったからと言って、基本が蒸し暑いのは同じ。エアコンはおろか、シーリングファンも停止中です。ネットも死んでいます。iPodのドックも死んでいます。コーヒーでも淹れようと思っても、電気湯沸かし器が動きません。

つまり、できることが何もないのです。
ある意味、雨天のキャンプ場よりも性質が悪いかもしれません。
悲しく、ひたすら読書です。

そんな中、突然蛍光灯が申し訳なさそうに音を立て、シーリングファンがよろよろと回り始め。
えぇ、復旧です。文明社会に復帰です。

ひたすら長かったと思えた、今回の停電でした。

2007/08/10

物価問題

さて、当地は目下、好景気に沸いて…いるのかなぁ。
外国からの資本の流入に伴い、少なくともそういうことらしいです。

そのせいで、そして昨今の原油高のせいで、物価上昇が続いております。
インフレってやつですね。

・昼の仕出し弁当が1,000đ値上げされた
・次の更改でオフィス家賃は激烈に上がるはず…
・家主に3倍の値上げを通告された

など、インフレに困惑したという話題には事欠きません。
私自身、5日ほど日本に戻っている間にタバコが1,000đ値上がりしていて、結構ビックリしました。

そういうインフレの原因は何だ!という話はともかく、一個人としては困り物です。

まぁ、帰国した際のガソリン価格の高騰っぷりにも腰を抜かしましたが。

2007/08/02

バス利用ガイド


人口600万を誇るこの Ho Chi Minh 市、コレを支える唯一の公共交通機関はバスです。
市内を網の目のように…走ってはいないですが、使い慣れれば快適なモンです。
市内のたいていのところは3,000VNDで間に合います。
タクシーに乗ると70,000VNDもするようなところでも、3,000VNDです。コーヒーより安いんです。

<準備編>
本屋に行き、バス系統図入りの市内地図を購入します。10,000VNDもあればおつりが来ます。
また、乗車の際は小額紙幣(10,000VND以下推奨)を用意しておくことが望ましいです。

<乗車編>
バス停から乗車です。バス停には、系統番号と経由地、運行時間と運行間隔が書いてあります。
目指すバスが着たら手を挙げます。地元は人たちは、手を水平方向に伸ばすというパターンが多いようです。(人差し指を立てて高く上に挙げると、それは「タクシー」「バイクタクシー」になってしまいます。)
ドアが開いたら、(降りる人を待ってから)乗車です。降りる人がいるのに乗ろうとすると、車掌や運転手に怒られます。
乗車しきっていないのに発車する事も普通なのであわてないこと。

<車内編>
乗車したら、速やかに空いている席を見つけて座ってください。座る席がない場合は、適当なつり革などにつかまってください。空いているのに立ったままでいると、車掌に「ココに座れ」と指示されます。
で、座ってしばらくすると、車掌が運賃を回収に来ます。料金を渡すと、引き換えに領収書(切符?)を渡されます。降車時改札があるという噂もある(特に長距離路線)ので、なくさないように注意してください。
目的地に着くまで、運転手の好みで選曲されたBGM(or ラジオ または何もなし)、エンジン音、各種クラクション音でお楽しみください。
また、超絶的な運転テクニックやクラクション操作技、そして車掌さんの「窓から手を出して」の「止まるんだからどきな!」技を鑑賞するのも良いでしょう。

<降車編>
日本的な親切なアナウンスなんざありません。降車するバス停は、適当に当たりをつけてください。
もっとも、親切な車掌だとキチンと「次はドコドコだよ!」と言っていることもありますが、色々な意味で、聞き取れたためしがありません。
で、本当は「降りるよボタン」もあるのですが、めったに使われないようです。
目当てのバス停が近づいた時点で、立ち上がってドアに向かえば、バス停でとめてくれます。
停止しきっていないうちにドアが開くこともありますが、驚かないこと。

また、料金を払うときに、車掌に「**で降りる」と伝えておくと教えてくれる-寝てても叩き起こしてくれる-との噂がありますが、未だ試したことはありません。

<注意事項>
満腹時の利用はお勧めしません。食べたものを「思い出す」ことになります。そんな乗り心地です。

一般的な「利用方法」を書きましたが、軽トラックで運行されるバスは若干違うようです。
えぇ、軽トラックの荷台に「自衛隊乗り」するバスです。運転席後ろのバスから、運転手とやり取りして、降りるときはその窓をノックするという方式らしいです。

車内は物凄く「ベトナム風味」ですが、そういうものです。
今日乗ったバスは、後部ガラスが粉々、床には板バネの予備が転がってました。

2007/08/01

日本とのアクセス

当地のタンソンニャット空港( Sân Bay Tân Sơn Nhất ) には、日本からの定期航空路があります。
成田とは、JALとANA、Vietnam Airline が。他には名古屋、福岡、関西があります。
便数も相当あります。

それはそれでいいんですが…

日本発ホーチミン行きは、大体朝の10時から11時頃に出発します。
…2時間前で、8時、9時。…めちゃめちゃ早起きですがな。

ホーチミン発日本行きは、大体真夜中。
23時とか、0時とか。福岡便にいたっては、1時台です。

しかも、日本着は朝です。そのまま出社できます。「移動日」という名の「休み」を作れないのです。

日本での駐機料をケチりたいのは判りますが、人の迷惑を考えて欲しいです。

2007/07/28

クチトンネルへの旅

今日はご厚意でクチトンネル(Địa đạo Củ Chi)を案内していただきました。
中心部から車で1.5時間ほどの旅です。
途中で国道を離れ、ほとんど「街道を行く」の世界で、田んぼと集落の間を抜けると、目的地です。

入場料 70,000VNDを払うと、まずは説明ビデオ鑑賞です。日本語版もあります。
そして中に入ると…殆ど「森林公園」「自然公園」なのですが…
・完璧にカモフラージュされた入り口
普通の入り口 (リンク先は写真)
・ダミーの入り口
・蟻塚を利用した、カモフラージュされた換気口
・当時の生活を再現したモロモロ
 (例:工場、食堂、会議室、被服工場などなど)
・爆撃で出来たクレーター(そのまんま)
ブービートラップのサンプル
撃破された戦車

…えぇ、この「クチトンネル」は、南ベトナム解放民族戦線(ベトコン)の一大拠点にして要塞です。
私もそのトンネルにもぐってみましたが、当然真っ暗です…が、案内係が懐中電灯を持って先導してくれます。中腰というか、四つん這い寸前です。たったの15mほどでしたが、これを続けていると、あっというまに腰を悪く出来そうです。
しかも、今は雨季なので、場所によっては足元がかなりひどいことになります。
しみじみと、「こんな中よう頑張ったなぁ…」という感慨に浸れます。

さて、このクチトンネル。観光客向けの射撃場があります。一発20,000VNDでライフルを撃たせてくれます(ライフルは、AK-47,M16,カービンなどから選べます)。日本では出来ないことなので、やってみました。当然のことながら、このような火器を扱うのは、生まれて初めてです。
インストラクターの指示に従って、構えて、狙いをつけて、

ドン!!
物凄い音と衝撃でした。
銃の威力と恐ろしさを身をもって感じた次第です。

参考資料はコチラ:
Wikipedia-en:Cu Chi tunnels
Wikitravel-en:Cu Chi

2007/07/27

当地の地名(通りの名前)

今日、7月27日は、「戦没者・傷痍者記念日」です。
…が、平日です。

さて、ベトナムは曲がりなりにも社会主義国家です。社会主義国家の通りの名前というと、ソ連の「どこの町でも、一番の大通りは『マルクス大通り』『レーニン大通り』と『革命広場』」という図式が想像されます。

こちらでは、たしかに、そういう威勢の良さそうな通りの名前もあります。(リンクはそれぞれWikipedia)
・Điện Biên Phư (ディエンビエンフー:第一次インドシナ戦争の激戦地)
・Cách Mạng Tháng Tám (8月革命:1945年8月の独立革命)
・Bar Tháng Hai (2月3日:ベトナム労働党(現:共産党)創設記念日)
・Cộng Hóa (共和)

しかし、圧倒的に多いのは、「人名」です。代表的なものをあげると、
・Lê Lối (レ ロイ:後記黎王朝初代皇帝)
・Lê Thánh Tôn (レ タントン:後記黎王朝5代皇帝)
・Nguyễn Huệ (グエン フエ:阮朝成立直前、清の干渉軍を破った)
・Hai Bá Trưng (ハイバチュン:1世紀に中国漢王朝に対して乱をおこし、勝利したTrưng Trắc と Trưng Nhị )
・Pasteur (パスツール:沿道に研究所があることかららしい)
・Lê Duẩn (レ ユアン:ベトナム労働党二代目書記長、ベトナム共産党初代書記長-旧南ベトナム大統領官邸・現「統一会堂」前の大通り)
・Tôn Đức Thắng (トン ドクタン:ベトナム民主共和国[北ベトナム]2代主席、ベトナム社会主義共和国初代主席)

ベトナムの人名は「石を投げればNguyễnに当たる」というぐらいなので、「Nguyễn なんとか」通り がやたらと多いのであります。そのため、「あれ?Nguyễn何通りだっけ??」という事態によく陥ります。
あるとき、暇に任せて、通りの名前の数を調べてみたことがありますが、その結果、
・Lê :31
・Trần :45 (Trần王朝)
・Nguyễn :100以上(数え疲れた…)

…もう、訳がワカリマセン。

2007/07/26

雨季

当地は雨季です。
一日のパターンとしてはこんな感じです。

・朝:曇りor晴れ。グングンと気温は上昇します。
・昼:引き続き気温も湿度も上昇します。日差しは「暑い」を通り越して「痛い」となります。
・昼下がり:だんだんと黒い雲が空を覆い始め、曰くありげな風が吹き始めます。
 このような状況になったら、コトはもうすぐです。外出は控えるか、退避場所(カフェの屋内席)を探しましょう。
…そして、激しいスコールが始まります。多くの場合、雷と強風を伴います。日本でしたら、アメダス赤は避けがたいような、バケツをひっくり返したような雨になります。

建物の軒下は「避難場所」に、街路樹(あれば)下は、合羽装備のための「ピット」と化します。


・スコール後:多くの場合、気温が急激に下がり、心地よい風が吹き渡ります。慣れればエアコン無しでも熟睡できるほどの快適さです。
 ただし、稀に風が吹かない時もあります。その時は、不運と思ってあきらめましょう。蒸し暑いことこの上ありません。

…問題は、時としてスコールが退勤時間帯にかかることです。タクシーは捕まらず、バス乗り場には屋根は無し。さらに道路は大渋滞。帰宅への長い道となることがままあることです。

しかし、高層建築の少ない当地では、遠くの雷まで良く見えますので、その有様を見るのは、それなりに美しいものです-停電しなければ。

2007/07/25

日本食事情

当地には、結構たくさんの日本食レストラン(飲み屋)があります。
日本人率の高い Lê Thánh Tôn (レタントン)通りには、日本食屋・日本食材店が軒を連ねています。
広島風お好み焼きから赤提灯、全うな魚料理まで、たいがい揃います。
また、中心部・観光名所のĐồng Khởi(ドンコイ)通り周辺、Hai Bá Tưng (ハイバチュン)通りにも、日本食屋が多くあります。
寿司・テンプラにいたるまで、たいがい揃います。

確かに、中には明らかに「異常進化」を遂げた「日本食」も存在します。ま、観光のネタとしてはアリですが、日常生活を送る分には相当に支障があります。

そんななかのとある広島風お好み焼きの店、日本人向けを通り越して、広島人向けという、非常に狭いキャンペーンを打っています。
「カープが勝った翌日は生ビール一杯無料!」
オヤジの趣味というか意地というのは判るのですが、余りにも狭い範囲を狙いすぎです。
それではイカンとオヤジも気づいたのでしょうか、或いは最近のカープの不甲斐無さによるのでしょうか。キャンペーンを拡張しました。
「巨人が負けた翌日は生ビール一杯無料!」

「広島ファン」から「アンチ巨人」に間口を広げた…って、余り広がっていない気もしますが。
しかし、広島が勝って巨人が負けると、なんと!二杯無料!
そう考えると、なかなか豪気なキャンペーンです。

しかし、全ての日本食屋には、共通の問題があります。
「高い!」
地元メシと比べて高い、これは致し方の無いところです。
が、他の外国料理-たとえばイタリアン-と比べても、あからさまに高いのです。
したがって、特別な慶事、日本からの来客、付き合い、こういう事情でもないと、夜の日本食というのは、もはやありえない感覚となりつつあります(週に一度、割烹料理屋のランチに行くのが「贅沢」というもんです)。

2007/07/24

ベトナム語を入力するには

ちょいとヒマがあったもので、調べてみました。
手元で自由になるマシンがVista-Ultimateだけ(というか、それしか日本から持ってこなかった)ので、それで実験してみました。

[コントロールパネル]→[地域と言語のオプション]→[キーボードと言語 Tab]→[キーボードの変更 ボタン]です。
「全般」タグで表示されている「インストールされているサービス」の「追加」ボタンで追加します。アホのように各言語が並んでいますので、がんばってベトナム語を探してください。
ベトナム語の中に、"US"と"ベトナム語"がありますので、ベトナム語を選んでいただければ、こんな風になるはずです。



で、どう切り替えるか?デフォルト状態ですと、[左Shift]+[左Alt]で切り替えです。各言語を順番に回っていきます。必要に応じて、「詳細なキー設定 Tab」にて設定してください。

どうやって入力するのか?上のツリーで「プロパティ」ボタンをクリックすると、キーボードマップのボタンが表示されます。


コレを元に、がんばって入力してみてください。そんな私はいまだにếの入力方法がワカリマセンです。

いずこも同じ、Geekな風景

職場で、メモリを手渡ししている人がいました。何をしゃべっているのかは判らんのですが、
「うーんxxのxxMByteだろ、書いてあるじゃねぇかよ。」とか、そういう会話をしているようです。
そして、一人が自分のPCのフタを開けてゴソゴソと…(っていうか、電源コード抜けよ…)

そのとたん、「ちょっと、私のメモリ取らないでよ!!(推測)」と抗議の声が。
それをめぐって、しばし紛糾。おそらく
「ちょっとテストするだけだからいいだろ」「そうやってこの間も持っていったじゃない!」など、楽しいやり取りが生じていたのでしょう。

結局奪い取って、差し込んで、起動。
…悲しくBIOSのBeep音が鳴り響きます。
そのとたん、数人がニコニコしながら群がる図が展開されまして。
最終的には、めでたく、先ほど抗議した人に「返品」とあいなりました。

いやぁ、Geekという人種は、どこでも同じなんですなぁ。

OS事情

こちらで最も普及しているOSは、どうやらWinXPのようです(サーバー系は知らんですが)。
色々なシステムがXP上で稼動しています。空港のチェックインシステムがXP+Excel VBAという噂もありますが、まだ確認していません。

また、Win98等の古いものも、まだ大事に使っている人も多いようです。
ウチの大家さん(というより、管理人さん?)は、古い98機を未だ大事に-非稼動時はカバーをかけて保存するほど大事に-使っています。

そんな中、先日、某5つ星ホテルのビジネスセンターを覗き見する機会がありました。
…さすが5つ星ホテルです。全機、 Vista Ultimate + Office 2007。
思わず「すげー」とうなってしまう光景でした。

なお、上記のOSは、全て「英語版」です。これにベトナム語キーボード設定をして、ベトナム語対応は出来上がりであるようです(もちろん、英語101キーボードです)。

※街中でMacOSを見かけたことは未だありませんです、はい。

2007/07/22

バクダン

バクダンといっても、別に"bomb"でも、Mac OS のアレでもありません。安酒でもありません。

当地では、"Bach Dang"という名前の付いたものを見かけることが、ままあります。
たとえばコレですね。


これは、Le Loi (レロイ)通りと Pasteur(パスター パスツールと読みそうになる)通りの交差点にある、ガイドブック級に有名なカフェです。

そのほかにも、中心部に"Bach Dang Hotel"があります。多くの日系企業が「社食」状態で使用しています-日本食基準の普通の値段で割と普通の日本の味(←褒め言葉)、盛りが良い日本食レストランです。
また、Saigon川には"Bach Dang 埠頭"というのもあります。

一体なんなんだ?と思って調べてみました。…えぇ、ヒマなもので。
当地の歴史博物館とWikipedia(en)で、答えは明らかにされました。
西暦938年(日本では平将門の乱の最中)、紅河デルタ(現在のハノイ-ハイフォンの区間)の一支流"Bach Dang"川にて、中国-宋王朝との戦いがあった場所です。これまで、イロイロとありながらも中国歴代王朝の支配を受けていたベトナムが、この戦いで独立を決定的にし、一線を画した歴史を歩むことになる、そういう転換点だったわけです。

ロシアの「アレクサンドル・ネフスキーの氷上の戦い」「ドミトリー・ドンスコイクリコヴォの戦い」、イベリア半島のレコンキスタ、アメリカ独立戦争、そんな位置づけでしょうか。

当地市内の地名も、そういう歴史地名がむやみやたらと多いわけですが、それについては追々。

ホーチミン と サイゴン

当地の行政地名としての正式名称としては、Thành Phố Hồ Chí Minh(ホーチミン市)です。略して"TP. HCM"、或いは単に"HCM"です。英語では"HCMC"と略します。命名の由来は言うまでもなく、Hồ Chí Minh主席です。

これに対して、旧名はSài Gòn (サイゴン)です。ま、St. Petersburg を Lenin にちなんで Leningrad としたようなもんでしょう。

さて、当地でも、Sài Gòn という呼称は普通に使用されます。たとえば
・Tân Sơn Nhất(タン ソン ニャット)空港のIATAコードは"SGN"です(間違ってもHCMではなく-ソマリアのEli空港になってしまいます)。
・当地で庶民が愛飲するビールの一つが"Bia Saigon"
・1区のBến Thành(ベンタン-"ベンタイン"は北部読み)バスターミナル方面行きのバスがよく"Sài Gòn "と表示
・国営旅行社は"Saigon Tourist"

つまり、"Saigon"の呼称も非常に一般的に使用されているわけです。
ではドコが違うのか?どうも、
・HCM=Saigon →市の中心部(旧市街に相当する地区)
・HCM≠Saigon →それ以外
ということのようです。たとえば、行政地区としては同じTP.HCMに属する繁華街であるChợ Lớn(チョロン)地区を"Saigon"と呼ぶことは極めて稀なようです。

なお、"Sài Gòn"と二音節に分けて書く(国語的にはこっちが正解)か、"Sàigòn"と続けて書くのかは、まちまちです。英語・仏語表記では"Saigon"です。

つまり、東京のことを江戸と呼ぶことはあるけど、三多摩や世田谷、大田、江戸川、江東、足立のあたりを「江戸」というのは如何か…というような感覚でしょう。

暑さ

初めて当地のTân Sơn Nhất(タン ソン ニャット)空港に降り立った時の第一声は、あづっでした。
そして、出歩いてみると、みるみる滝のように汗が流れおち、そして、汗が止まり…。えぇ、熱中症寸前でした。

そりゃそうです。北緯10度です。熱帯気候です。平均湿度75%、月平均最高気温が30度を、月平均最低気温が20度を下回ることのない国です。

こればっかりは慣れるしかありません。

そして、慣れてしまいました。
徐々に就寝時のエアコンが「寒い」と思うようになり、さらには「今朝は寒いなぁ…」と思って外出したときの感想が「鍋に熱燗って感じかな…」。

実はその時の気温が28度…これでも「寒い」と。なれというものは恐ろしいものです。冬に帰国したら、一体どうなってしまうんでしょうか…

交通事情


さて、このホーチミン市、人口600万都市です。首都ハノイ(300万)を軽くしのぐ、ベトナム最大の都市です(もっとも、面積も倍以上ありますが…)。600万というと、ざっと千葉県ぐらいの人口ということです。都市圏ということで言えば、福岡ぐらいの規模でしょうか。

さて、この600万都市、公共交通機関は
「路線バス」
しかありません。したがって、朝夕は激烈な交通戦争が繰り広げられるわけです。
写真は、空港のあるTan Binh区から中心部1区,3区方面に向かうNguyen Van Troi通りの様子です。
バイクに荷物を積んで、あるいは2人、3人乗りで、「ドケドケ!!」とやりあうわけです。市内ではヘルメットは義務ではありません。(12月から義務化されるという報道がありますが、全然守られないでしょうね…)。

信号はありますが、基本は常時右折可(日本では「左折」)。しかも「赤は根性キメれて突っ込め!」な走りなので、油断も隙もあったモンではありません。

したがって、当地に来た外国人が最初に学ぶべきことは、ベトナム語でも両替でもなく、「道の渡り方」なのです。現に、市の中心部では、まごついている外国人観光客を公安(警察)が誘導して渡らせている姿を良く見かけます。

Vietnam IT事情

と、言うわけで、訳のわからないままベトナム、ホーチミン市に飛ばされてしまったわけです。
まぁやることも無いので、日々の駄文でも書き連ねてみます。

国の基本情報の類は、Wikipediaでも見てください。場所が分からないなら、Live SearchGoogle Mapでも見てください。

さて、当地のIT事情はこんな感じです。
・街のあちこちにネットカフェがあります。
・ADSLやWiFiが結構普及しています。
・お決まりのように、ネットを使用した犯罪もイロイロとあります。

でもって、仕事という観点で眺めると、別の観点があるわけです。
・よく停電します→UPSは必須(プロジェクターに至っては「内蔵」型しか売っていません)
・ベトナム人にとって、英語は必須です(ベトナム語の技術リソースなんてあると思う?)
・したがって、仕事上のコミュニケーションは英語が主になっています
・国外、特に日本への回線速度は非常に遅い(米国もいい加減遅いけど)
・日本のサーバーから大容量ファイルをダウンロードする羽目になったら、煙草タイムです。

さらに、Geekという視点で眺めると
・ノートPCも結構普及しています。メジャー所としてはこんな感じでしょうか(順不同)
 Dell, HP, Toshiba, Acer, 旧IBM
・デスクトップは「自作系」なモノが主流です。(世界級大手メーカー系PCは余り見かけない。)
・例によって「海賊版問題」は、そりゃぁもう…

そんな街です。