2007/08/02

バス利用ガイド


人口600万を誇るこの Ho Chi Minh 市、コレを支える唯一の公共交通機関はバスです。
市内を網の目のように…走ってはいないですが、使い慣れれば快適なモンです。
市内のたいていのところは3,000VNDで間に合います。
タクシーに乗ると70,000VNDもするようなところでも、3,000VNDです。コーヒーより安いんです。

<準備編>
本屋に行き、バス系統図入りの市内地図を購入します。10,000VNDもあればおつりが来ます。
また、乗車の際は小額紙幣(10,000VND以下推奨)を用意しておくことが望ましいです。

<乗車編>
バス停から乗車です。バス停には、系統番号と経由地、運行時間と運行間隔が書いてあります。
目指すバスが着たら手を挙げます。地元は人たちは、手を水平方向に伸ばすというパターンが多いようです。(人差し指を立てて高く上に挙げると、それは「タクシー」「バイクタクシー」になってしまいます。)
ドアが開いたら、(降りる人を待ってから)乗車です。降りる人がいるのに乗ろうとすると、車掌や運転手に怒られます。
乗車しきっていないのに発車する事も普通なのであわてないこと。

<車内編>
乗車したら、速やかに空いている席を見つけて座ってください。座る席がない場合は、適当なつり革などにつかまってください。空いているのに立ったままでいると、車掌に「ココに座れ」と指示されます。
で、座ってしばらくすると、車掌が運賃を回収に来ます。料金を渡すと、引き換えに領収書(切符?)を渡されます。降車時改札があるという噂もある(特に長距離路線)ので、なくさないように注意してください。
目的地に着くまで、運転手の好みで選曲されたBGM(or ラジオ または何もなし)、エンジン音、各種クラクション音でお楽しみください。
また、超絶的な運転テクニックやクラクション操作技、そして車掌さんの「窓から手を出して」の「止まるんだからどきな!」技を鑑賞するのも良いでしょう。

<降車編>
日本的な親切なアナウンスなんざありません。降車するバス停は、適当に当たりをつけてください。
もっとも、親切な車掌だとキチンと「次はドコドコだよ!」と言っていることもありますが、色々な意味で、聞き取れたためしがありません。
で、本当は「降りるよボタン」もあるのですが、めったに使われないようです。
目当てのバス停が近づいた時点で、立ち上がってドアに向かえば、バス停でとめてくれます。
停止しきっていないうちにドアが開くこともありますが、驚かないこと。

また、料金を払うときに、車掌に「**で降りる」と伝えておくと教えてくれる-寝てても叩き起こしてくれる-との噂がありますが、未だ試したことはありません。

<注意事項>
満腹時の利用はお勧めしません。食べたものを「思い出す」ことになります。そんな乗り心地です。

一般的な「利用方法」を書きましたが、軽トラックで運行されるバスは若干違うようです。
えぇ、軽トラックの荷台に「自衛隊乗り」するバスです。運転席後ろのバスから、運転手とやり取りして、降りるときはその窓をノックするという方式らしいです。

車内は物凄く「ベトナム風味」ですが、そういうものです。
今日乗ったバスは、後部ガラスが粉々、床には板バネの予備が転がってました。

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