2009/03/18

オフショア開発 国際比較

元ネタはコチラ[VIETJO] ソフトアウトソーシングのコスト、ベトナムが最安
ほうほう、ベトナムが最もコストが安いですか。なかなか悪くないじゃないですか。

…って、冷静に読まなくても記事の内容に穏やかでないものを感じたので、googleを駆使して元ソースを調べてみました。すると、元ではないにしても近いものを見つけました。

コチラ:[BPO Watch India]Offshore Outsourcing
その中段ぐらいにある「Gartner’s ranking of offshore outsourcing ‘hot spots’ 」を見た瞬間、思わず噴きました。

アジアパシフィックという括りなので、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、中国に負けるというのはいたし方がない話です。が、パキスタンやスリランカとどっこいどっこいって、どういうことよ、これ…

ウッカリすると「相手にもされないラオスやカンボジアよりは云々」と言いそうですが、それは単純に「比べる相手が間違い」。
バイクで言えば、125に負けた原付が「自転車より早いモンね!」と自慢するような。
車で言えば、積載量で2t車に負けた軽貨物が「でもリアカーより積めるぞ」というような。

日本でしたり顔で「オフショアってのはなぁ…」と語る御仁より現場でありのままを見ている自分としては、思わず「ガートナーに座布団一枚!」と叫びたくなるような記事でした。

2009/03/14

Mộc Bài に行って来たの巻き

人に連れられて、カンボジア国境のMộc Bàiに行って来ました。

Bến Thành バスターミナルから 703番のバスで2時間あまり、運賃は 25,000đでございます。

ケチのつけ始めは、このバスの経路。
素直にPasteurからCộng Hòa に向かうかと思ったら、いきなり5区方面へ。
Phạn Ngũ Lão, Hùng Vương 病院 (Hùng Vương plaza), Lý Thường Kiệt, Hoàng Văn Thụ を経て、ようやくCộng Hòa へ。An Sương まで軽く一時間以上。4番や65番乗った方が早かったんじゃね?と思うのですが、始発で座るというのが重要なポイントなので、まぁアリ…なのか?

で、An Sương からはひたすら国道22号線を爆走。
国境の町なのでどんなところ何だろうとワクテカしていると…なんのことはない、田んぼの真ん中やんけ!!という、実につまらん所です。

その田んぼの真ん中に、突如として出現する巨大な建物群が、そのショッピングセンター等々。バスを降りると、物売り客引きが群がってきます。ベトナムでは何処へ行ってもこれです。有名な観光地でさえも、バスの乗客が怖がって降りようとしないという話をよく聞きます。
これを改善しない限り国として「三流以下の観光地」からは抜け出せないでしょう。

それらを全てシカトして、ショッピングセンター等々のゾーン内に入ります…が、ここでも物売り客引きの群がること群がること。この時点で既にうんざりです。

で、その巨大スーパーマーケットでのお買い物となるのですが、確かに安いのでしょうが、ワタクシ的には根本的な疑問…
・片道二時間、25,000đもかけてくるだけの意味があるのか?費用対効果としてどうなのよ?
この疑問が片時も離れないわけです。
安いんだろうけど、近所で買って4時間を有効に使う方がまだナンボかいいのでは?

さらに、会計で罠があり、ID提示必須・ベトナム人は一人当たり500,000đまでと。
結果として、一家総出で買い出しに来るわけです。もう意味がわかりません。
(外国人は5,000,000đまでらしいです)

で、こういうところの常として、無駄に厳重なセキュリティとさして美味くもないメシを食って撤収するわけです。

帰りは若干心に余裕があったので、バス乗り場までの間で周りを見回してみました。
・夢の跡
・バブった
・計画倒れ
なんか、野望だけは大きかったテーマパークの末路を見ているような気分でした。

で、またもや同じように群がってくる物売り客引きを、今度はロシア語でいなして帰路のバスへ。

しっかし、バスの中まで物売りが入ってくるのに何も言わないというのは、果たして如何なモノであろうかと思うわけです。BX Miền Đong では、セキュリティが見つけ次第怒鳴りつけてつまみ出していましたが…

で、帰りのバスでもネタまみれ。
同じようなルートで戻っていくわけですが、
・バスから人は降りないが、ハイネケンのケースは山ほど降ろされる
・これが、2~3回続く
もう、笑うしかないという感じです。

さらにトドメのネタは
・帰りのバスは Bến Thành バスターミナルには行かなかった!
Le Lai の、ちょうどĐề Thám の反対側ぐらいの所に止められて、ここで終点という風情。

そんなわけで、ネタまみれの Mộc Bài 行きでございました。