2007/09/30

引っ越してみて & ラグビーワールドカップ

地元色のかなり強いエリアです。レタントンやデタム界隈のように、外国人慣れしていません。
そのため、買い物とか食事とかは、かなり苦労することになりそうです。

しかし、魅力的な飯屋やカフェが結構あります。
一度に全部チェックして回るわけには行かないので、とりあえず最寄のカフェに行ってみました。

やっぱり、英語は通じません。
外国人慣れしている店では余裕で通じるインチキベトナム語も、かなり微妙な通じ方をしています。
さてはて、これからどうなることやら…

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今、衛星放送でラグビーワールドカップを見ています。
スコットランドvsイタリアは2点差の非常に緊迫したゲームでしたが…
今やっている、フランスvsグルジア、もう一方的ですね。
フランスのモールからの出しの速さやパス回しの良さが、テンポが良くて気持ちがいい感じです。
でもさぁ、53分で 42-0 って…

2007/09/29

お引越しから判る住宅事情?

住み慣れた1区を離れて、3区にお引越しです。
スタッフ2名に昼飯をおごるからという約束で手伝ってもらいました。

引越し荷物はそう多くは無いので、輸送手段は7人乗りのタクシーを捕まえれば足りました。
で、合計3人というのは、実はかなり余裕を見ていたのですが、本当に余裕でした。

さて、今まで住んでいた、1区、レタントン通りというのは、事実上外国人街、とりわけ日本人街です。また、市の中心部にも非常に近く、普通に歩ける距離です。ただし、それなりの問題もあります。
・物価が高い
・皿メシ屋(ベトナム庶民御用達の食堂)が絶滅
・総じて建物が古く、家賃が高い(通訳氏 談)

で、今回の引越し先は、3区です。中心部から若干離れています。まぁ、3区と申しましても広ぅございますが、8月革命通りのほうです。もう少しで5区、10区というゾーンです。で、こんな場所でほぼ新築で電気製品も最新型です。家具はまだ木の匂いがします。結構広い感じの部屋です。さらに、余り外国人が住んでいないせいか、
・地元御用達のカフェやメシ屋が山ほどあります。
・物価は安めです
・大きなスーパーも近所にあります

そんなこんなで、新たな場所に移って、この先どうなることやら。

2007/09/25

中秋節

今日は旧暦の8月15日-中秋節です。
お隣の中国と同じように、中秋節を祝い、月餅を交換します。

「ぐふふふふ、この山吹色の…そちもなかなかの悪よのぅ」
「いえいえ、同志書記こそ…」
という状況がどこかで起きているかどうかは定かではありませんが…

さて真面目な話し、街中月餅売り場・看板であふれかえっています。
で、中秋節が近づくにつれて値下げを始めるのは、日本のクリスマスケーキと同じ。
いたるところに「20%引き!」「50% Off!」「2個で1つ無料!」という手書き看板が立ち並びます。


で、私の職場でも配られまして、一つ食べてみました。

……
………
…………ムリ!!!!

数々のベトナム料理にも怯まなかった私ですが、コレだけはムリでした。全面敗北です。
味もさることながら、匂いがだめでした。以来、職場で月餅の匂いがするだけで逃げ出したくなります。
が、礼儀上渡されたら受け取らざるを得ないという、非常に辛い「大人の事情」というのもあります。

この折り合いがつく日は未来永劫来ないだろうと思います。

2007/09/17

ベトナム語を入力するには - 非Vista編

以前、ベトナム語を入力する方法を書きました。が、それはVista-Ultimateでの話。
今日、新しく搬入したマシン(XP-Pro)を調べてみると、どうやら、XPではベトナム語はサポートされていない模様でした。(後で調べてみると、地域と言語の設定で、「補足文字サポート」をチェックして、当該ファイルをインストールする必要がある模様です。詳しくは、大阪外国語大学多言語同時処理室に記述されています。)

さて、聞いてみると、殆どの人々は「Vietkey」といわれるソフトを使っているようです。まぁ、日本語でATOKが我が世の春を謳歌していたころの感じでしょうか。で、ちょいと打たせてもらったのですが、IMEとは全然操作が違うわけでして。

こりゃぁ、Vietkeyに慣れた人がIMEに移行するのは至難の業-というか不可能ですね(きっぱり)。そんなわけで、当分Vietkeyの天下は安泰でしょう。

なお、このVietkey、IMEで日本語入力にしていても、Vietkeyでベトナム語になっているとそちらが優先されます。日本語が入力できないと言ってあわてないでください。

※「Vietkey」で検索すれば、30万件以上(google-Web全体) ヒットしますので、詳しくはそちらで

2007/09/16

略称―通りの名前

バスの行き先案内とかタクシーの伝票とか、通りの名前を書くときに、よく省略します。
たとえば、Lê Tháhn Tôn (レタントン)は、よく"L Tháhn Tôn" "LT Tôn"、甚だしいときには"LTT"とかかれます。絶対に被ると思うんですが…(調べてみると、"LTT"となるのは、ほかに3つ。ただし"Tôn"で終わるものは無いので、"LTTôn"なら被らない)
で、バスの場合、これは凄いことになります。限られたスペースに経由する通りを「これでもか」ぐらいに記述するので、収拾がつかないことになります。

・初心者級-4系統(ベンタン発ナムキーコイギア・コンホア経由アンソン行き)


・上級-36系統(ベンタン発トイアン行き)

…何がなんだか、サッパリ判りません。

で、これに省略形が加わるので、大変な騒ぎになります。たとえば…

Đường 3-2 で、「2月3日通り」です。これなら未だマシですが、


こちらはもっと大胆に"3/2"と省略されています。しかも、Cách Mang Tháng 8-8月革命通り を"CMT8"と省略しています。その他、各種省略形のオンパレードです。

こちらもかなり大胆です。

Vố Văn Tần が V.V.Tần に成っています。


まぁ、この手の省略は、店の看板とかでも普通にやっているので、なれる必要があるって事ですね。

2007/09/15

パチモン注意-タクシー事情

公共交通機関の貧弱な当地では、タクシーが重要な足です。値段もお手ごろ―初乗り:12,000~15,000đ―つまり、コーヒー一杯ぐらいの感覚です。

さて、このタクシーが曲者です。
古参駐在員どころか、当地出身者にまで言われてしまいましたので、よほどひどいのでしょう。私も昔から気づいて、かつ気をつけていたのですが、「会社を選べ」という規則です。
(写真はそれぞれクリックで拡大してください。)

当地で安全といわれるタクシー会社は以下の3社です。
・Vina (ビナ)

画面中央の黄色いのです。電話番号は(08)8-111111 つまり、1が6つ。
まっきっきの車体の横に、国旗と共産党旗が目印です。
主に、KIAと三菱JOLIEを使用しています。
仕事がらみのベトナム人スタッフも一押し。台数も多くて判りやすく、テッパンとして推奨できます。ただし、ドライバーのほとんどは英語が判りません。
初乗りは12,000đ。

・Vinasun (ビナサン)

白地の車体の横にベトナム地図が目印です。電話番号は(08)8-272727 つまり、(27)x3。
台数もかなり多く「困った時のVinasun」という感じはありますが、ドライバーの質は低めです。
主に トヨタ Vios と トヨタ Zace。Zace(7人乗り)の比率が高く、大人数で空港アクセスのときは助かります。

・Mailinh (マイリン)グループ

これは実は判りにくいんです。SAIGON, CHOLON, GIADIN, VN, M, Delux などイロイロ…ちょうど、東京での「東●無線グループ」とか、そんな感じです。
初乗りは15,000đと高めの設定ですが、ドライバーの質も高く「状況が許せばマイリン」という一押しです。使用車両はグループ会社によって異なります。

と、書きましたが、これらのパチモノも存在するのでややこしくて仕方がありません。
特に多いのが、Vinasunのパチモノです。似たような表示灯をつけて営業しているわけで、ウッカリ間違えそうになることもしばしばです。さらに、似たような電話番号を表示しているので、余計にややこしくて仕方ありません。たとえば…

8 27 27 27
に対して
8 277 277
とか
8 27 27 77
とか。
今日見た新ネタとしては
8 27 7 27 7 27 7
どこの番号だよ!!一体!!桁数オーバーフローしてるぞ!!

そんなわけで、タクシーを捕まえる必要性のあるときには、そのようなせめぎ合いを繰り広げる必要があるんです。

2007/09/10

「金の豚」

今年は猪年です。こちらでも「干支」はあります。
が、コチラでは「豚」です。…まぁ豚と猪は親戚みたいなモンですから。
(他には、兎は無くて猫。牛ではなくて水牛です。)

でもって、今年は「金の豚」という、なにやら縁起の良い年らしいのです。
60年に一度なのか600年に一度なのか良く知りませんが…これは中国や韓国も同じらしいです。

そのおかげで、街では妊婦さんをよく見かけます。が、それにも増して、結婚話や産休の話をよく聞きます。結婚式業界やベビー用品業界は大儲けらしいのですが…ま、基本的にはどこ吹く風という感覚です。

未婚の連中はナントカせねばと思っているらしいのですが、とは言っても今から仕込んでも間に合わんとは思うのですが…

2007/09/08

飲み会での酒

金曜日、スタッフから飲み会に誘われました。
そういうお声が掛かるというのは、素直に有難い話です。
退職するメンバーが居るので、親しい連中で送別会ということです。

で、店に着くと、結構な人数が集まっています。
ビールと焼肉(当地名物のヤギ肉)で、楽しいひと時です。

が、ここで、異変勃発。
誰だ!こんなモノ頼んだのは!!
普通のジュースの瓶に入っているのですが、白濁したどぶろくのような代物…そして、強烈なにおい…
そう、クチトンネルで製造直売していたアレです。

で、お猪口のようなグラスが回され、「さぁ飲め!」です。
ビールではニコニコ乾杯していた連中も、渋い顔をしながら一気にあおります。
そして、口直しにビールを口に含むわけで。
これで酔わない方が不思議という位の飲み方です。

もちろん、私も飲まされました。もちろん、飲ませました。
渡された奴の困った顔というのは、いつでも面白いものです。

そんなわけで、久々に激しく飲んだ夜でした。
(でも、不思議に二日酔いしていないのね…)

2007/09/05

いつもより余計に赤いっ!!

9月2日は独立記念日(建国記念日?)です。
1945年の8月革命に勝利した結果としてのベトナム民主共和国の独立記念日です。

そんなわけで、町中、赤一色です。
赤地に星の国旗と、赤地に鎌と槌のベトナム共産党旗、および、各種ポスターや看板が町を飾ります。

・市民劇場

・ホーチミン像

・ポスター各種

・路地の風景

・ハタ坊化したタクシー


と、いうわけで、いつもより余計に赤いわけです。

2007/09/03

タンソンニャット 新国際線ターミナル

と、いうわけで、Vietnamに復帰です。
今日から正式オープンの新国際線ターミナルへの到着です。

正直、あまり期待はしていなかったのです。
タキシングの誘導も、相変わらず車のまま。

ターミナル一階に見える手荷物荷捌き所に走るコンベアにびびる!かすかな期待を感じさせてくれますが、地上の誘導員の後ろを移動していく自転車が、なんとも緊張感を削いでくれます。

で、降機。いきなりブリッジが新品だ(←当然。
さらに、ターミナルが普通にきれい!非常に近代的な感じです。
イミグレーションも広くてわかりやすい。NRTも見習って欲しい感じです(SGNで別室ご案内される奴、初めてみた。)

さらに手荷物回転寿司。今までは、外にトラックが到着する音、係員の怒鳴り声までしっかり聞こえるという代物でしたが、これまた成田級のクオリティに。すげーー。

税関の手荷物検査はかなり旧態依然でしたが、まぁそれはそれ(っていうか、この空港で荷物開けられている奴、初めて見た。)

全体的に、イミグレーション→税関の雰囲気は、NRT2をもっと明るく開放的にした感じでしょうか。全体的な移動距離も少なめで、非常に使いやすい感じです。

出口の出迎え大混雑はいつものことですが、全体的に綺麗過ぎて、タバコが吸い辛い感がいっぱい。
まぁ一年もすればアレなんでしょうが。

さらに、タクシーの大混乱もそのまま。タクシー乗り場に乗り入れるのは、相変わらず悪名高い青いSASCOだけ。がんばって他の会社を探すというお約束は同じです。

新ターミナルの様子はコチラ。
コントロールゾーン内は撮影禁止なんで、お含み置きのほどを。


2007/09/01

デジカメ購入-日本にて

この二週間ほど、Microsoft TechED と、本社でのモロモロにより帰国していたわけです。
そこでのゴタゴタはともかく、Ho Chi Minh でのヒマさ加減に耐えかねて、デジタル一眼を購入してしまいました。新宿ヨドバシで、Nikon D80 + 18-135mm のレンズキット + 50mm F1.4 + モロモロ というラインナップです。

高校・大学時代にも銀塩一眼を使っていたので、その頃の趣味への「復帰」です。
Canon AE-1 Program -> Canon T90 という Canon党な経歴だった私が Nikon D80 にした理由は…。および、D80にいたるまでの決定過程です。

・メーカー選び
まずは、消去法でメーカーが消えていきます。
・Canon
私的に論外です。見捨てられたFDレンズ(マニュアル)ユーザとしては、許すわけには行きません。どうせまたマウント換えてユーザ捨てるんだろ。
・Sony
これまた論外です。何が悲しくてSonyTimerの罠に嵌りに行くのか。まぁminoltaなら考えましたが…
・Panasonic,Fuji, Sigma, Olympus
ごめんね。どうも食指が動かないの。特にOlympusさん、OM-Systemは良かったんだけどね…

と、いうわけで、NikonとPENTAXの一騎打ち(早っ!。ただし、心情的にはNikon優勢なのです、この時点で。

・ご予算とスペック
ま、安いに越したことはないので、D40x or D40 が最初のターゲットゾーン。
ところが、実機に触れた第一印象が「安っぽ!!」。…まるで、AE-1Pを触った後にT-70を触ったような、あの感覚です。質感が全く感じられない…。だめじゃん!(危うくダブルズームセットの魅惑にやられそうになりました。)さらに、一部レンズではAFが効かないという、この「傍系」的疎外感。ダメダメです。
で、PENTAX K100 Super …これまた似たような質感ですなぁ…。

と、いうわけで、一ランク上げて、D80 vs K10D。
ところが、K10Dを手にとって見ると、グリップのフォールド感が合わないんです。もう個人的感触としか言いようがありません。…K10Dの防塵防滴には引かれたのですが…(って、レンズが普通ならダメじゃん!という突っ込みもあり。)
そういうわけで、D80。

次はレンズ選び。純正ズームキットにするのか、本体+ Sigma or TAMRON or Tokina…
ところが、店頭で触ってみた結論は…
・いずれも、純正のズームリングと方向が逆(これは別によいとしてだ、)
・AF時にフォーカスリングが回る

後者は私にとっては大問題で、ズームの望遠側でしっかりホールドしようとしている時に、指の辺り=ホールドに大切なゾーン をしっかり握れないのは、正直いかがなものかと…
さらに、Tokinaは重く、TAMRONはフォーカスが遅く、Sigmaはズームリングが滑らかでなく…(個体差もあるかもしれませんが、店頭展示機レベルで。)さらに、望遠側の開放F値が6.3って、あり得ないだろ-MFな人間としては。

と、いうわけで、純正ズームキットに落ち着きました。
これに、50mm F1.4 とモロモロをつけて、ご購入と相成りました。

で、購入してから驚いたことが(遅いよ!)、設定次第で、ファインダー内に格子が表示できること。
MF時代に「ここ一番」で傾いた写真を撮ってしまって痛手を負った私としては、本気でT-90に格子スクリーンを入れようかと悩んでいた私としては、本当にありがたい機能です。

そういうわけで、向こうでの楽しみが一つ増えたわけでした。